テーマ:韓国!(17265)
カテゴリ:韓国の高校
よしくんの通う高校は、先週の木曜日が1学期の終業式だった。
この時期、韓国の高3生は実に様々だ。 就職率が低く、特に普通高校から就職するルートがほとんどないため、 ほとんどの学生は進学する。 成績がトップクラスの学生たちは、 ソウル大学、高麗大学、延世大学(頭文字を取ってSKY(スカイ)大学などと呼ばれる)を筆頭に、ソウル圏の大学を目指す。 地方都市からSKY大学に行けるのは、各校の学年トップの1人くらいだ。 1人も送れない高校も多い。 ソウル圏の大学に入れれば「インソウル」。 格差社会の韓国では、ソウル圏の大学に合格=大成功、と考える。 インソウルを狙うのも、上位圏の学生たちだけで、 そういう学生たちは、この時期、すごく忙しい。 11月にある修能試験という日本のセンター試験のような試験の試験勉強、 自己紹介書の書き方の勉強、面接の練習、小論文の勉強、 睡眠時間を削って頑張ってることだろう。 片や、自分の成績に合わせて 地方の三流大学に進学しようと思ってる高3生の受験は、既に終わった。 9月の頭に、行きたい大学に願書と内申成績書を提出すればいい。 自分の学力で無理がない大学にさえ出せば、 10月には「サクラサク」の合格通知を受け取る。 じゃ、そんな高3生は今から何をするのか? というと、 アルバイト、 運転免許取得、 旅行、 そんなことをやってる。 よしくんの高校でも、 夏休み期間に希望者だけ、 自己紹介書の書き方講座や面接講座などが開かれている。 無料なので、よしくんも申し込んだ。 普通の塾に申し込めば、すごく高い。 前にコーちゃんが通った面接講座は 6回コースで2万円だったし、 よしくんが今通ってるスピーチ塾も、 3ヶ月で約4万円だ。 今週1週間は朝8時半から夕方4時半まで 自己紹介書の書き方講座を受講している。 よしくんのクラスでは37人中9人だけが参加してる。 よしくんは別に成績優秀者でもなければ、 インソウルを目指してるわけでもない。 じゃ、なんで講座を受講してるのか、 というと、国際家庭の子女枠での受験を考えてるから。 韓国は在韓外国人に手厚い政策が取られていて、 国際家庭の子供たちは特別粋で大学受験ができる。 そして、成績が悪くても入学できる代わりに、 自己紹介書の提出や面接が必要だったりする。 大学の授業に全くついていけないような子を入学させるわけにはいかないからだろう。 来週1週間は朝10時半からお昼の12時半まで 面接講座だそうだ。 その後、2週間は夏休み。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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