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カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
福島県内の進学校のツートップといえば、福島高校と安積高校になるでしょう。かつては磐城高校も併せて御三家と表現する向きもあったのですが、ここ数年の磐城高校は凋落が著しく、進学実績面で両校と並び立たせるには相当な無理があります。一応、各校における旧帝一工の今春合格実績を紹介すると、
福島高校(定員320人) 56人(現役40人 浪人16人) 安積高校(定員320人) 38人(現役27人 浪人11人) 磐城高校(定員320人) 16人(現役12人 浪人4人) という結果で、磐城高校は福島、安積両高校にダブルスコア以上の差をつけられており、 会津高校(定員280人) 13人(現役6人 浪人7人) 橘高校(定員320人) 11人(現役7人 浪人4人) 安積黎明高校(定員320人) 12人(現役11人 浪人1人) に並ばれかけているのが現状です。 また、よく見ると、福島高校と安積高校の合格実績にも、明確な差が見られます。国立の旧帝一工だけではなく私立の早慶上理でみても、 福島高校 68人(現役40人 浪人28人) 安積高校 52人(現役30人 浪人22人) と福島高校が安積高校を圧倒。これ、今春だけの実績だけではなくて、昨年や一昨年も、 【2015年】 福島高校 旧帝一工61人(現役39人 浪人22人) 早慶上理56人(現役20人 浪人36人) 安積高校 旧帝一工54人(現役40人 浪人14人) 早慶上理68人(現役31人 浪人37人) 【2014年】 福島高校 旧帝一工68人(現役36人 浪人32人) 早慶上理69人(現役29人 浪人40人) 安積高校 旧帝一工45人(現役27人 浪人18人) 早慶上理42人(現役25人 浪人17人) と、昨年は若干安積高校優勢のような気がしなくもないですが、全体的に福島高校>安積高校の構図が伺えます。各種模擬試験の偏差値としては両校の難易度は同程度。また所属する学区の人口は安積高校のある県中学区の方が福島高校のある県北学区よりも多いから、福島高校が人口が少ない割には頑張っているというか、逆に安積高校が怠けているのか? いずれにせよ、不思議な現象が起こっていると言わざるを得ません。 一応、安積高校の名誉のために書いておくと、旧帝一工や早慶上理よりも少しランクが落ちる神筑横金岡千広(国立)やMARCH(私立)だと、合格者数は福島高校を上回っています。一応今春の実績を示すと、以下の通り。 福島高校 神筑横金岡千広22人(現役16人 浪人6人) MARCH105人(現役58人 浪人47人) 安積高校 神筑横金岡千広32人(現役23人 浪人9人) MARCH124人(現役74人 浪人50人) となると、仮に福島県の県立高校普通科が全県一学区となった場合、旧帝一工&早慶上理志望なら福島高校、神筑横金岡千広&MARCH志望なら安積高校という住み分けが、ひょっとしたら起こるかもしれませんね。ずっと前に書いたエントリーで「県の中央部にある郡山市、とりわけ郡山駅に近い安積黎明高校に優秀な生徒が集中するだろう」と予測したのですが、現状の進学実績が長年続くようならば「(福島市VS郡山市の対立構図に拘泥しない)郡山都市圏の最優秀層が福島高校を志望する」現象が起こり得ると予測し直します。 【難関大受験】 数理哲人講義録「数学黙示録」コンプリート vol.13テキスト1冊+解説DVD11枚セット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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