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テーマ:少子化について(92)
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前のエントリの続きになりますが、郡山市といわき市についても、福島市よりは大雑把にはなるものの、出生数と児童数との地域別比較は可能です。こちらのエントリで書いた出生数と昨年度の児童数で比較してみました。
【郡山市】 郡山 出生数680人 児童数5,472人(15校 1学年平均912.0人) 増減率▲25.4% 富田 出生数239人 児童数1,933人(3校 1学年平均322.2人) 増減率▲25.8% 大槻 出生数174人 児童数2,557人(5校※1 1学年平均426.2人) 増減率▲59.2% 安積 出生数209人 児童数2,137人(5校 1学年平均356.2人) 増減率▲41.3% 三穂田 出生数12人 児童数116人(2校 1学年平均19.3人) 増減率▲37.9% 逢瀬 出生数9人 児童数138人(3校※ 1学年平均23.0人) 増減率▲60.9% 片平 出生数29人 児童数109人(1校 1学年平均18.2人) 増減率+59.6% 喜久田 出生数96人 児童数220人(1校 1学年平均36.7人) 増減率+161.8% 日和田 出生数77人 児童数456人(2校 1学年平均76.0人) 増減率+1.3% 富久山 出生数290人 児童数1,905人(5校 1学年平均317.5人) 増減率▲8.7% 湖南 出生数6人 児童数79人(1校 1学年平均13.2人) 増減率▲54.4% 熱海 出生数21人 児童数155人(3校※ 1学年平均25.8人) 増減率▲18.7% 田村 出生数77人 児童数753人(4校 1学年平均125.5人) 増減率▲38.6% 西田 出生数19人 児童数200人(1校 1学年平均33.3人) 増減率▲43.0% 中田 出生数9人 児童数112人(3校 1学年平均18.7人) 増減率▲51.8% 合計 出生数1,947人 児童数16,342人(54校 1学年平均2,723.7人) 増減率▲28.5% ※1 私立小学校を含む。 ※2 分校を含む。 【いわき市】 平 出生数463人 児童数4,499人(16校※1 1学年平均749.8人) 増減率▲38.3% 小名浜 出生数542人 児童数4,291人(12校※2 1学年平均715.2人) 増減率▲24.2% 勿来 出生数266人 児童数2,369人(9校 1学年平均394.8人) 増減率▲32.6% 常磐 出生数168人 児童数1,562人(6校 1学年平均260.3人) 増減率▲35.5% 内郷 出生数125人 児童数989人(6校 1学年平均164.8人) 増減率▲24.2% 四倉 出生数64人 児童数614人(2校 1学年平均102.3人) 増減率▲37.5% 遠野 出生数11人 児童数201人(2校 1学年平均33.5人) 増減率▲67.2% 小川 出生数10人 児童数300人(2校 1学年平均50.0人) 増減率▲80.0% 好間 出生数76人 児童数564人(3校 1学年平均94.0人) 増減率▲19.1% 三和 出生数5人 児童数76人(1校 1学年平均12.7人) 増減率▲60.5% 田人 出生数4人 児童数29人(1校 1学年平均4.8人) 増減率▲17.2% 川前 出生数0人 児童数1人(3校※3 1学年平均0.2人) 増減率▲100.0% 久之浜大久 出生数17人 児童数153人(2校 1学年平均25.5人) 増減率▲33.3% 合計 出生数1,751人 児童数15,648人(65校 1学年平均2,608.0人) 増減率▲32.9% ※1 分校を含む。 ※2 私立小学校を含む。 ※3 3校中2校は休校中。 郡山市は、片平と喜久田で出生数が大幅に増加していますが、片平は大槻の、喜久田は富田の小学校にそれぞれ一部の児童が通学する傾向にあり、両地域を合算した方が地域の増減状況としてはわかりやすくなります。ちなみに、合算すると下記の通りです。 大槻+片平 出生数203人 児童数2,666人(6校 1学年平均444.3人) 増減率▲54.3% 富田+喜久田 出生数335人 児童数2,153人(4校 1学年平均358.8人) 増減率▲6.4% 更に言うと、郡山と大槻の間の地域境と学区境も錯綜している他、大槻にある私立小学校には郡山から通学する児童も少なくないため、郡山、大槻、片平を合算した増減状況も、併せて紹介します。 郡山+大槻+片平 出生数883人 児童数8,138人(21校 1学年平均1,356.3人) 増減率▲34.9% これらの例外を除くと、郡山市内で少子化傾向が抑えられている地域は、富田+喜久田、日和田、富久山といった北部ということになります。その一方で中心部や西部の大槻、南部の安積、田村といった地域では少子化傾向が著しく、北部との差が今後広まることが懸念されます。また、郊外部の少子化傾向も顕著です。 いわき市は、市役所所在地である平の少子化傾向がかなりひどい状況です。前のエントリで見た福島市の蓬莱がそうであるように、郷ケ丘や中央台といったかつてのニュータウンの存在が足を引っ張っている可能性があります。余談ですが、郡山市も、緑ケ丘の少子化傾向が顕著で、2028年には現在の半分以下まで児童数が激減すると予測されています。 また、旧常磐5市以外、特に遠野、小川、三和、川前といった中山間地域で出生数が児童数の半数を大きく下回るケースが続出しています。市全体を見渡しても少子化傾向が抑えられている地域が見当たらず、苦しい状況になっています。 磐越東線 ある報復/上下左右【1000円以上送料無料】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.15 14:14:49
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