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テーマ:鉄道(22284)
カテゴリ:その他の都道府県の話
JR北海道の線区別利用状況が、昨日発表されました。札幌近郊を含む全区間で赤字…厳しい状況ですね。 ところで、札幌近郊の路線の輸送密度って、都市規模の割には以外にないな…と思った次第。2022、2023両年度の数値を挙げると、下記の通り。 【札幌近郊】 函館本線 小樽~札幌 2022年度36,353 2023年度40,839 札幌~岩見沢 2022年度32,776 2023年度35,578 千歳・室蘭線 白石~苫小牧 南千歳~新千歳空港 2022年度38,410 2023年度44,729 札沼線 桑園~北海道医療大学 2022年度14,475 2023年度15,525 これ、2022年度の仙台や広島の近郊区間とそんなに大差ない数値なんですよね。こちらも紹介すると、 【仙台近郊】 東北本線 岩沼~仙台 2022年度42,138 仙台~松島・高城町 2022年度23,215 岩切~利府 2022年度5,257 仙山線 仙台~愛子 2022年度21,283 仙石線 あおば通~東塩釜 2022年度37,527 【広島近郊】 山陽本線 白市~広島 2022年度37,323 広島~岩国 2022年度35,952 呉線 広~海田市 2022年度18,888 芸備線 下深川~広島 2022年度8,529 可部線 横川~あき亀山 2022年度15,934 といった具合。 しかも、札幌近郊の場合、この輸送密度の中には特急列車も含まれているんですよね。だから、函館本線の札幌以北や千歳線の普通列車の輸送密度はさらに低くなる…という状況。 一方、仙台や広島は新幹線が別に走っているため長距離列車の輸送密度は基本的に含まれていません(仙台近郊の岩沼~仙台間のみ常磐線特急が乗り入れるため若干含まれますが)。一応新幹線の輸送密度も紹介すると、 【仙台近郊】 東北新幹線 福島~仙台 2022年度46,675 仙台~一ノ関 2022年度28,830 【広島近郊】 山陽新幹線 岡山~広島 2022年度71,921 広島~博多 2022年度44,710 となります。新幹線に関しては仙台や広島に用がなく通過するだけのお客さんも輸送密度に含まれてしまうので札幌近郊との厳密な比較はできませんが、それでもJRの利用状況に関しては「仙台・広島>札幌」の構図が伺えます。 ![]() 【バーゲン本】JR北海道の危機 日本からローカル線が消える日ーイースト新書 (イースト新書) [ 佐藤 信之 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.04 08:26:33
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