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カテゴリ:読んだ本の感想など
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*** 私が読んだのは、 ![]() 著者:山手樹一郎 発行所:春陽堂書店 春陽文庫 昭和48年12月5日 本体価格:320円 装画:成瀬数富(Google) こちらの古い文庫です。 鶴丸の決死の道中を思わせる閑散とした情景に、薄い水色と紫の空、橙と緑の大地がやさしく ハッピーエンドを予感させる表紙です。 *** 普段なら絶対読まない種類の本なのですが、 表紙にやられて手に取りました。 「播州姫路」―「芸者南蛮お菊」―「稲葉大膳」―。 あーやられたー。あらすじを読むやレジに向かっておりました。 昔の本を読み始め、読みたい作家が三人になってしまい、 これが四人になると困ったことになるのでこの一冊で 今のところやめておきますが… おもしろかったーーーー! シリーズものだったら(読み続けたくなって)危なかった。 ***ネタバレです*** ***簡潔にネタバレです*** ![]() かなり、軽く紹介したあらすじですが、 追っ手は悪辣で、どきどきできますし、胸もすきますし、 裏切りもあり、味方が倒れて無念というシーンも。 しかし凡庸な専業主婦であるわたくしには! やはり色恋でしょう… 色恋のために、死んだ者に申し訳ないなどという伝八郎はなまっちょろいし 結局 ![]() そんな伝さんにほれた菊が不憫でならなかった。過去形です。 特に、 ![]() 追っ手にかかったとき、伝さんはおろか、市松でさえ、菊ではなく 姫を助けにいった、そのことを菊も納得という意味で悟った… ここは悔し泣けました。ほとんどの女性が、この、菊のような立場に たたされたことがあるでしょう、鶴になれる人は一握りなのよ! だからこそ、伝さんは、鶴を無事送り届けたあとは、 (できれば傷を負った)菊と生きる…そんな感じがよかったのになあ。 結局は、 ![]() ああー。菊&春はいい…。ファンになりました。 シリーズで読みたくなるような、巧みな人物描写でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.08.13 17:45:07
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