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むかしのこと

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2010.07.19
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カテゴリ:赤松光夫
「若妻教師 赤松光夫」のGoogle検索

「赤松光夫」のGoogle検索

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若妻教師
著者:赤松光夫
出版社:双葉社 双葉文庫
本体価格:417円
1989年8月15日発行
ISBNコード:9784575502329
カバー:村山潤一(Google検索

ほどほどな感じがいつもどこかほっとする村山さんの表紙です。
じっと見てると韓国の女優さんみたいに思えてきます。
乳房は寄せてあげてませんね。ここもほっとする。

***

目次

初体験学習
困った父子家庭
男はつらい虎次郎
奴隷志願
マザコン教室
露天風呂教室
ミルク飲み少年
女体学実習
女嫌いのムシ
再会パーティ

***ネタバレです***

***ご注意ください***

もうこの方までも官能路線かーと、読むことはないかな、と思っていたら、ご縁が!
ほんとうに、ふと寄った書店でリサイクルブックフェアをやっており
その中にあった一冊。赤松先生ごめんなさい。新品で買える本はちゃんと買います。

体験記を編集したものと、ジュニアものしか読んだことが
なかったのでイメージできなかったけど、
ジュニアものの延長、という感じで、楽しく読めた。

ばかばかしくて(いい意味です?!)漫画みたい。

一言でいえば、若妻教師(夫は単身赴任中)のセックスによる折伏ストーリー。

そのダルマ。
「男と女はあわせて一つの人間なのよ。男だけが人間じゃないし、女だけでも人間じゃない」【マザコン教育】/【女体学実習】にも同じ意味の言葉がある。
「神様は、こんないいことを男と女の間に作ってくださったの。女を軽蔑したり男を軽蔑してはいけないの。こんないいことが互いにあるんですからね」「男と女は別々じゃない。いいえ、人間は別々じゃない。男と女でやっと一人前よ」【露天風呂教室】

こんな感じで、欲に溺れながらも、教師としての立場を忘れない桐子先生。
地の文が時々「桐子」になるのが私は興ざめ…最初は桐子先生で統一されていて
それがちょっと滑稽でおもしろかったのに。

***

初体験に娘が急いだとき盗んだろと思った言葉、二種。

「熟さない実は、にがかったり、渋かったりするでしょ。人間だって同じ。先生は熟しているけど、美雪はまだ青い実なのよ。そんな実を男に食べさせると、お互いに間違ったことを覚えるわ」【男はつらい虎次郎】
「自分が食べたくなった頃に、男を食べるの。それが女よ。今日子だって、そのうち、女の歓びがわかるわ。無理に知ろうとするぐらい、バカげたことはないの」【ミルク飲み少年】

うちの子がなんて言うか、今から想像がつく…
「私は今やりたいねん!」
そう言われたらどうしたらいいの?桐子先生!!

処女について
「男の人がそう思えば、それは女の一つの価値よ」【ミルク飲み少年】
という記述があったが、これじゃあ説得力がない時代となっているのですかね。

***

生徒や保護者のみならず、
若手男性教師もおしえさとす。

「あなたは女性に舐められて、それでいっちゃったわけ。そんなだらしないことじゃ、女の子にナメられて当然なの。舐められたら舐め返しなさい。いえ、女なんか舐めて舐めて、舐め殺しにすれば、男は自信がつくの。おわかりかな」【女体学実習】
ここなんかジュニア小説のなごりっぽくないですか?

逆に生徒に教えられることもあるのか、
授業中 ポ ル ノ雑誌を見ていた生徒に
「裸の写真が不潔で、服を着ていれば清潔なんですか。じゃ先生は裸になったら不潔なんですか」【初体験学習】
と言われる。
その後の話では、ある生徒二人を別れさせなくてはならなくて、
体を張って結合部をさらし、
「そう。いやらしいと思えば、いやらしいことなどしない方がいいの」【男はつらい虎次郎】
と説得する。柔軟さも桐子先生の魅力。

***

官能小説たる所以・ファンタジー発言

なぜ、女にとって、ペニスは愛しいのであろう。人格を離れて、それだけで愛しい存在になる。【ミルク飲み少年】

いやあ、そういうことは私はないですが…
けど、女生徒と別れさせられた男生徒に乱暴されるシーンで、
相手のペニスを見たとき初々しい、その後つきまとわれたときは
若くて可憐な感じなどというのには
そういうこともあるかもなあとちらと思ってしまう。
その話「奴隷志願」は、ファンタジックでありながら、
桐子先生の会話が、ちょっとここで具体例に引くと、きっとお怒りの方もいらっしゃる
であろう、問答式の仏教書さながらで。この形式で一本子供向けにあったらいいのになあ。

***

最後は、教師として、
転勤で彼と離れなくてはならなくなった女生徒に、
可能性のある人生もいいもんよ、という。その前に覆面パーティで初恋の相手に会って
なしとげたからこその発言。

こういう部分は、ちょっと、ファンタジーを求める人には余計かも知れませんが
作者の色が出ていて、私は好きです。

昭和のものなので、またも「スケ」とかツッパリ風だとか懐かしい感じですが
「おわかり?」調のほうが目立っていました。

しかしショウキさまのひげのような陰 毛って…先生…ショック





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最終更新日  2010.08.15 23:35:17



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