9月2日~4日にアートスペースサンライズホールで開演されました、
言葉の動物主催「シュレーディンガーの猫がなく」に参加しました。
私は、シュレーディンガー、ネット民、暴徒、洞窟の人、警官、会社員の役で出演しました。
今回は、前回作品(それなら生きるかそれとも死ぬか)以上に高いハードルの演技が求められた。5役もやるので、それぞれのキャラクターを変えなくちゃならない。それだけでなく、ほぼ出ずっぱりで、本来ならば楽屋に引っ込むシーンも、舞台のソデで待機し、出番前にそーっと衣装や小道具を舞台の下までとりに行くという。観客にはその部分まで観られるという。だから待機の時は、無表情でじっとしているという。楽屋に引っ込んだときに、台本見て次はこれだね・・・なんて確認すらできない、水分も取れないという役者としてはハードさ満点。
今回は(も?)、トラブルがいっぱいだった。でも本番を迎えた時は、なぜか不思議と上手く動いた。それはいいキャスト陣に恵まれたからかもしれない。多分、言葉の動物としては、史上最強ではないかと思うぐらい。人柄と演技力に恵まれたと思う。”誠実、貢献、尊重”というのは、私の劇団「DEAR DEER」の理念だが、それに最も近づいたメンバーだったと思う。
さて、私は色々と悪戦苦闘していた。あるシーンで台詞が飛んでしまう事が多く、正直そこがネックになっていた。ダメ出しを出されていた別のシーンの修正どころではないぐらいにテンばってた。本番直前のゲネで、そのシーンで共演する役者からある要求があって、それが逆に、飛ばなくなった。非常に助かった。ダメ出しされたシーンの修正に力を注げる事になった。(だけど修正しきれなかったという反省点は残ったが)
本番はどの回も好評だった。アンケートでは、全体で数件ぐらいのネガな意見があったが、ほとんどの意見がいいものばかり、お世辞分2割を引いたとしても、いいものを伝えられる事ができたと思う。
今回は猫が相棒だったが、うちの子として立派にそだてようと思う・・・って育ったら怖いんですが(笑)
そうそうプロジェクターの映像が、好評だったらしいけれど、技術的にはたいした事はなかった。本当はPPT2007以上であれば、もっときれいなアニメーションが作れたのになとは思う。スペックとソフトの問題はこれからどうするかを考えたいと思う。
キャストが変わって急遽、はいってくれた役者さんに変な負担を掛けないように気にかけていたが、本人の力量が回りをそうさせたのか、みんなが暖かく迎えてくれて、懸念していた事は杞憂だった。それはすごく嬉しかったひとつでもある。もともと人格や演技力には問題はないだろうと思っていた。
そんなわけで、
キャストの皆様、主宰のお2人、そしてご来場の皆様。
いつものありきたりの言葉ですが、
本当に、ありがとうございました。
この先も、ドナルド松山をよろしくお願いいたします。