7月15日・16日 フィガロの結婚(ウォルフガング。アマデウス・モーツァルト作曲)にA組のアントニオ役で出演ししました。
オペラ初挑戦ということで、色々苦労しました。
まず、周りはオペラ経験者ばかりで、歌い方や声量、声質がこれまでと全く違っていて、
「とんでもない所に来てしまったなぁ~」とぼうぜんとしていました。
しかも、そんな出番があるわけでもないのに、自分のパートでとても苦戦していて
通し稽古直前までタイミングがつかめず、0.5拍遅れるか早いかが多かった
打上げの時に判明したことですが、アントニオのパートはそもそも大変らしく、
しかも物語全体の中では、ほんの少しだから、かえって歌いづらいとのこと。
オペラ初挑戦にそんなことさせるかぁー!
通し稽古で、なんかコツがつかめたような気がして、なんとか本番に間にあったという感じです。
まっ、酔っ払いの役だったので、多少外しても、ストーリーを壊さなければいいやと開き直ったこと(これは、歌唱指導を受けてた時に言われたことでもあります)が、功を奏したとも言えます。
また、主宰の相原崇さんは、稽古の連絡の結びに「今日も楽しく稽古しましょう」、稽古終わりに「反省は各個人で色々あると思いますが…」というのが習慣の方で、個人レッスンの時に、「ここは難しいよね。だったら、こういうタイミングの取り方ならいける?」と、色々アイデアを提供してもらってました。他の演者の方にも協力をいただいて、ここまでたどり着いた。という感じです。
そんな苦戦している私に、ビバラ経験者は興味を持っていたようで、打上げの時に、”良くやった!”って労ってもらいました(笑)
Viva la Voceという団体は、まず楽しく演じること、歌うことを大切にしていて、悪い言い方をすると自己満足なんだけれど、その楽しさを観客に届けることを大切にしているように思いました。
出演経験のある方々は、笑いが絶えないといいつつ、協力し合いながら、真剣にストーリーに向き合いながら、そのことを実践されていたようでした。
そんな中に混ぜていただけて、本当に感謝です。そして、稽古の時は、ホントどうしようか…と悩んでいたのに、本番は凄く楽しみながら、楽しんでることを伝えることができたと思っています。
本当にありがとうございましたm(__)m
最後に、このオペラに誘っていただいた、A組のピアニストの小川浩佳さんにも感謝しています。
小川さんとは、「十一のネコ」で共演していて、歌の指導をいただきました。
今回も、アントニオのパートを自主練用に音源を作っていただいて、それで稽古の行き帰りに聞いていました。
びっくりしたのは、音源は3つ(アントニオのソロパート入り2つ、演奏のみ)あったのですが、演奏のみのやつが結構ハードで、こんな感じで2時間以上演奏することに、ピアニストの凄さと偉大さを知りました。
また、どこかで、みなさんと一緒に出来たら、嬉しいです!
観劇いただいた方も含め
みなさん ありがとうございました