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テーマ:ミステリはお好き?(1432)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・海外)
「修道士の頭巾(フード)」を読了した。
エリス・ピーターズの「修道士カドフェル」シリーズの3作目にあたり,ここらへんから常連の登場人物へのなじみも増し,シリーズものとしてのおもしろさが加わり始める。 時は,2作目でスティーブン王がシュルーズベリを包囲,攻略してから,3か月ちょっとあと,1138年12月。 ギルバート・プレストコートをシュロップシャー州の執行長官としてシュルーズベリ城に残して王は南に戻り,シュルーズベリの町は戦争による混乱から脱し,やっと落ち着きかけている。 ある日,大修道院長のヘリバートにロンドンへの呼び出しがかかったことが知らされる。 スティーブン王の支援をすることに決めた,ローマ教皇の意向による教皇使節公会議で,修道院長の職への去就が決まるという。 ヘリバート出立後,副院長ロバートは自身の大修道院長就任を半ば確信してさっそく院長宿舎に引っ越すが,院長不在の間に修道院にかかわりのある殺人事件が起きてしまう。 被害者は,北方の荘園を寄進して余生を修道院の家作で過ごしたいと申し出て,すでに,引っ越してきた貴族。 副院長ロバートが気前よく分けたご馳走のヤマウズラに,カドフェルが調合したトリカブト(修道士の頭巾)主体の塗り薬が毒薬として混ぜられ,殺害されてしまった。 容疑者として浮かび上がった14歳のエドウィンは,貴族の後妻リチルディスの息子。 そのリチルディスは,40年以上前,十字軍に参加する前のカドフェルの恋人だった。 カドフェルはエドウィンの無実を晴らすことができるのか? 真の犯人は? また,動機は? もちろんそれらは,本の中で明かされます。 以下は雑感。たいしたネタバレはありませんが,3巻を未読の方はご注意ください。 今回はカドフェルの助手としてマークが登場。シリーズに登場する助手としては3人目だが,これまでのどの助手にも負けずに,カドフェルの影響を受ける。 世間ずれしたこのおじさん影響を受けすぎると修道生活が危なくなっちゃうよ!という懸念をよそに,カドフェル-マークのコンビは今後も続いていきそうだ。 コンビといえばヒューとカドフェル。知り合って半年もしないうちに,しっかり友情で結ばれてしまった青年貴族と元十字軍兵士。実は2巻の最後のほうで,早くもヒューがカドフェルのトンスラをたたいている。この時点で友情完全確立だったようだ。 前半,ヒューが荘園に帰っていて不在という設定もスリルがあってなかなかよかった。 周辺知識については,稿を改めます。 参加中です。 ←カチッと クリックお願いします。 楽天ブックス ―――――――――― 「カドフェルシリーズ」についてのこれまでの記事 スティーブン王と女帝モードの対立(その2) スティーブン王と女帝モードの対立(その1) 「死体が多すぎる」 ウェールズとイングランド 修道院ってどんなとこ? 「聖女の遺骨求む」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/07/17 03:32:09 PM
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