まあぼの交差点

「５蜃気楼都市」（→日記はこちら）というよりは，「４逆襲の四兄弟」（→日記はこちら）続きになる，

田中芳樹の「創竜伝６」

を読んだ。

今回は，北アメリカ大陸をダイナミックに横断。

モンタナ（合衆国の北西部の州）にいた四兄弟は８月10日にミネソタ州北方のヘング・コミュニティーに現れ，18日まで穏やかな日々を過ごしたあと，19日にシカゴ→セントルイス，そこでウェストバージニアから西北に進み，ミシシッピー川からランバート・クラークから招待された茉理たちと合流。
翌朝からサンフランシスコに向かい，24日に到着するとさっそく「破壊活動（笑）」。続と終がドラゴンとなる。

ランバート・クラークによるレーザー砲も含めたハイテクの仕掛けが，ドラゴンの力ではなく，鳥のはたらきで無効にされたところがおもしろかった。

敵役
日本の首相
不時着機から救出され，最初は不審に思われるが何とか「政治的」解決をつけ，幹事長と一緒に堂々と（笑）日本に帰る。
幹事長が再起不能らしいがこの人はしぶとく政治家生命をつないでいる。一部まじめ（？）なファンには申し訳ないが，だんだん好きなキャラになりつつある。

タウンゼント
がんばっているのだけれど，イマイチ空振りというところか。レディLがいなくなって，陣頭指揮をとらざるを得ないのが苦しいところなのだろう。

ホイスラーと超能力戦闘員たち
道化回し。まあ，超能力程度では，神話には勝てないよなあ。ホイスラーは（書かれていないが）生きのびたらしいが，憎めないキャラだったのでまあよしとしよう。

ランバート・クラーク
タウンゼントからばかにされていたライバルなのだが，四姉妹の中で意外と血筋がよい。
やることはむちゃくちゃなのだが，印象としてなぜか「かわいさ」が残る。
四姉妹のミューロンが死んで，その娘と結婚して後継者になることが決まったのだが，行方不明になる。

「７黄土のドラゴン」は→こちらから。

時代，場所，登場人物などをフリーページの田中芳樹メモ（創竜伝）に簡単にまとめてありますので，ごらんください。
田中芳樹の他作品はについての日記は，フリーページ　読了本（日本）　（田中芳樹）からごらんください。


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