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テーマ:ミステリはお好き?(1432)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・日本)
大学の事務室に,あるいは病院の待合室に市民サーヴィス課の出張所が急に出現し,担当事務員が相談者の抱えるトラブルを解決してくれる。
「そんなことはあり得ない!」などと怒り出す人以外には, 西澤保彦の「腕貫探偵」は,手軽に読める短編連作ミステリである。副題は「市民サーヴィス課出張所事件簿」。文頭で書いた設定に,もちろん怒ったりしなかったので,楽しく読めた(笑) 担当係員は,とがった風貌に丸いフレームの銀縁メガネをかけ,むっつりした表情でいかにもお役所的に堅い感じの,鉛筆みたいに細身の男。 彼が相談者の話を聞いて推理をする形なので,いわゆるアームチェアディテクディヴなのだが,タイトルにもあるように,彼を表す特徴からアームガード(←このような英語はありません)ディデクティヴ,もとへ,やはり,「腕貫探偵」とすべきなのであろう。 この作者,固有名詞があいかわらず難しい。ネタバレにはならないので,列挙してみるが,どれくらい読めますか(答えは反転してお読みください)? 地名 櫃洗市→ひつあらい市 聳城町→たかしろ町 鉾久市→むく市 国府方→こうかた 金祖町→はばき町 吾雀町→わかさぎ町 人名 蘇甲純也→そかわじゅんや 筑摩土葉子→つくまようこ 田還晋→たがつりすすむ 門叶雄馬→とかないゆうま 完利穂乃加→しとりほのか 傍陽→そえひ 武笠寿憲→むかさとしのり 兎毛成伸江→ともなりのぶえ 螺良光一郎→にしらこういちろう 檀田臨夢→まゆみたのぞむ 目鯉部怜太→まりべりょうた 秋賀エミリ→あわかエミリ 玄葉淳子→くろはあつこ ※当然(?)のことながら,もうすでにほとんどが読めません(笑) 以下は,各話のポイントです。 腕貫探偵登場 死体が,現場→聳城町のバス停→自分の部屋と移動した(させられた)理由。 恋よりほかに死するものなし 再婚間近の葉子の母の体調不良の理由。 化かし合い,愛し合い 女のアリバイつくりと男の浮気。 喪失の扉 20年前の学生証と履修届一覧の意味。ちょっとホラー。 すべてひとりで死ぬ女 老舗の洋食店「カットレット・ハウス」で女性が食事をしなかった理由。 スクランブル・カンパニィ 女性社員による天誅。 明日を覗く窓 個展に出現した,1年前に展示されていた絵画。 腕貫探偵は,ヒントを与えるだけだったり,解答まで示したり,その出没と同様役割も自在です。 西澤保彦の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (西澤保彦)からごらんください。 楽天ブックス 次の日記も読ませていただきました。 まみむメモ(@かぼちゃさん) 魔女の隠れ家(たばさ6992さん) Chocolate Boxさん りぶらりさん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/02/25 12:35:42 AM
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