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2007/06/11
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短編集である,

ジャック・リッチーの「クライム・マシン」(The Crime Machine and Other Stories,1958~89,2005刊)

を読んだ。

最近読んだ北森鴻の「ぶぶ漬け伝説の謎」には京都の,太田忠司の「甘栗と金貨とエルム」には名古屋の食べ物がおいしそうに書かれてる。読みながら「食べてみたいなぁ」と思うのもミステリの楽しみ方の一つだと思うし,単なる謎解きだけでなく色々とふくらみのある作品は好きだ。

今回読んだジャック・リッチーの行き方はまったく逆で,ストーリーに不必要な表現や言葉をできる限り排除し,解説の表現を借りれば「できる限りシンプルに書く」ことを目指しているとのことである。

そして,必要最小限の情報の中で,どのような展開になるのか,作者が結末として何をもってくるのかを考えながら「やはり!!」とか「げげっ!!」とか(声に出すと恥ずかしいので)心の中でいちいち反応しながら読んでいくのもなかなか楽しかった。

「このミステリーがすごい! 2006年」海外編で1位になったこともあり注目を受けたジャック・リッチー( 「10ドルだって大金だ」は2006年刊)だが,翻訳アンソロジー/雑誌リスト(著者別一覧[り])(ページのかなり下のほうです)からもわかるように,翻訳されている作品の数がかなり多いのに驚かされる。


単独作品
それぞれの作品をひとことでまとめてみた。ちょっとずらしてあるのでネタバレにはなっていないはずだが,念のため色を変えた(英語タイトルは邦題と離れているものだけにつけた)。

タイムマシンに執着しすぎた殺し屋を描いた「クライム・マシン」(1961),カジノオーナーの勇み足を描いた「ルーレット必勝法(Where the Wheel Stops)」(1958),礼儀を守らせる簡単な方法(「デスノート」をチラッと連想させる)を書いた「歳はいくつだ(For All the Rude People)」(1961),最後までやり遂げれば思わぬ余禄もあることを書いた「日当22セント」(1966),完璧な発想も相手を間違えると通じないことを教える「殺人哲学者」(1968),飛行機で隣どうしの席になった半ば必然でもある偶然のおかしさを描いた「旅は道づれ(Traveler's Check)」(1962)<英語タイトルの意味不明>,金持ちの妻二人を心から愛した男を書いた「エミリーがいない」(1981),計算高い精神科医の妻としてふさわしいのは誰かを書いた「切り裂きジャックの末裔(Ripper Moon)」(1963),かみ合わない対話から当事者以外には殺人犯が浮かび上がる「罪のない町」(1960),模範囚が長年仮釈放されなかった理由と仮釈放された理由がわかる「記憶テスト(Memory Test)」(1965)<邦・英ともタイトルの意味不明>,収録順は最後になるが,「怪物」を利用すると報いがくることについて書かれた「デヴローの怪物」(1962)。

それぞれどれも楽しく,「これがいちばん!!」を書こうとしたが断念(笑)


ターンバックル部長刑事シリーズ
ミルウォーキー市警のターンバックル部長刑事は行動力のある敏腕刑事で,少ない手掛かりから見事な推理を展開する。事態の進展に連れ,その推理が次々と外れていく一方で,なぜか事件が解決していき,そのギャップが楽しい。

「こんな日もあるさ」(1979)では,ひき逃げされて死んだ男を自分の叔父だといって葬儀の手続きをした娘を「叔父殺し」と思って追うが,娘の単なる早とちりで叔父は生きている。
同行した地元の警察署長は別の事件での行方不明者の死体を見つけ,ミルウォーキー署に戻ると,上司の警部が轢き逃げ犯を捕らえている
。そのどちらもが,自分では意図しないで相手に与えたヒントによるもので,ターンバックルの功績となる。
「縛り首の木」(1979)は少しホラーめいた話で,ターンバックルと相棒のラルフ刑事が不思議な村に入りこんで殺されそうになる。事態を察知したラルフのおかげで無事だったものの,そのことに全然気づいていないターンバックルのお気楽さがおもしろかった。


カーデュラシリーズ
「カーデュラ探偵社(The Cardula Detective Agency)」(1977)の読み始めたとき,「わたし」の桁外れの強さに「サイボーグ」の話かと思った。
2ページ目の最後の行に,「(探偵社の)営業時間は夜八時から朝四時まで」とあるのを見て,あわてて英語タイトルを確認して「ドラキュラか!!」と納得した。

「カーデュラ探偵社」では,命を守るよう依頼された,ヴィクトリア朝様式の邸宅に住むヘクター伯父の家族のキャラクターが楽しい。
「カーデュラ救助に行く」(1977)以降,カーデュラはヘクター伯父の屋敷に住むことになったようなのだが,最初の登場人物はそれ以降現れず,「カーデュラと鍵のかかった部屋」(1982)には「家のローンはまだまだたくさん残っている」などの記述もあり,経緯がどうなっているのか気になる。

ここに収録された4作以外にもカーデュラシリーズがあるのなら,まとめて1冊にしてほしいなぁ(笑)

シリーズ物の場合,個々のストーリーより全体像のほうがどうしても気になってしまうのだが,「カーデュラの逆襲」(1978)ではヴァン・イェルシング三世との対決が楽しかった。


ジャック・リッチーの作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (ジャック・リッチー)からごらんください。

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Last updated  2007/06/11 12:50:50 AM
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