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カテゴリ:鉄道
本日は、さる26日に上尾市民球場で開かれたプロ野球二軍戦西武対ヤクルトの様子をお伝えするつもりでしたが、東北本線の人身事故による交通混乱で帰宅が遅くなり、内容を変更してお送りいたします。
それにしても東北・高崎線や京浜東北線は異常時の対応がひどすぎます。なので個人的な改善案があるのですが、それはまとめ直して機会を見て公開します。 実は25日に関西学生アメフトを見に行ったさい、試合開始まで時間があることから時間調整がてら京都で新幹線を降りて奈良線~関西本線を利用して遠回りで大阪入りしました。 そのさい奈良駅で「みやこ路快速」から「大和路快速」へ乗り継ぐ合間に桜井・和歌山線の電車を撮影しました。 桜井・和歌山線は日根野所属の105系と117系を使用、とくに105系は4扉の1000番代が使われています。両方を撮影しようと2本狙ったのですが、2本とも105系1000番代でした。 105系1000番代は1984年の奈良線全線・和歌山線五条~和歌山間電化に合わせて、当時常磐線各駅停車の203系投入によって余った103系1000番代を改造して作られたものです。中間車に貫通扉を付けた運転台ユニットを接合して2両編成を組んだことから、前後で表情が違います。 当初は奈良に配置され奈良線・和歌山線とすでに先行して電化された桜井線で使われました。民営化後輸送改善によって奈良線からは撤退、日根野へ転属されて紀勢本線にも活躍の場を広げています。 hine105_01 posted by (C)枝郎 写真は登場当初からの塗装です。クリーム色の車体に朱色の帯が映えます。春日大社や伏見稲荷など、運用路線にある神社の鳥居をイメージしたものとされています。 hine105_02 posted by (C)枝郎 続いては新塗装。経費節減を目的に、阪和線の103系を思わせるスカイブルーの単色塗りとなりました。紀伊水道や紀ノ川がイメージできますが・・・103系と違い「下塗り」な感じがします。 hine105_03 posted by (C)枝郎 反対側の表情です。103系そのものです。地下鉄千代田線への乗り入れに使われたことから非常扉がついていて、独特の表情です。 105系1000番代の種車となった103系1000番代ですが、一部は常磐線の快速電車へ転用されましたが、老朽化により231系や531系へ置き換えられ見ることはできません。それでも改造されたものがこうして残っているのはある意味奇跡でしょう。 しかし、実際は103系として登場してから40年以上が経過しています。ですが103系や113系のようにリニューアルもされていません。見た限り、節々に痛みが感じ取れます。 JR西日本から正式なアナウンスはありませんが、いずれは置き換え廃車も考えられます。関東の103系の面影を残すこの車両の活躍も、記録しておきたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/05/29 11:44:51 PM
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