『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』’19・米
あらすじLAで娘と暮らす元FBIで追跡のプロ、ルーク・ホブスと、ロンドンで優雅に暮らす元MI6のデッカード・ショウ。2人の元に、MI6の女性エージェントを保護せよという政府の協力要請が入る・・・。解説サターン賞アクション/アドベンチャー映画賞ノミネートワイスピちゃうやん!ワイルド・スピードシリーズっぽい邦題やけど、原題は『Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw』、つまり、ホブスとショウのスピンオフ映画なんで、ワイスピっぽくないって感想はお門違いですワイルド・スピード1作目の原題は、『The Fast and The Furious』やったのが、4作目で『Fast & Furious』になり、それに掛けたタイトルやねんけど、『ホブス&ショウ』ってタイトルにしても、多くの日本人はピンとこーへんから、こういうタイトルにしたんやろうけどな。邦題が長くなっていくのに反し、5作目の原題は『Fast Five』に、9作目に至っては『F9』になったけど、ヴィン・ディーゼルと喧嘩したって噂のドウェイン・ジョンソンは出てなくて、来年公開予定の完結編の前編『FastX』にも出ないロック様やけど、スーパーコンボの続編への意欲は満々らしい。ワイスピシリーズの監督は、1作目は『トリプルX』のロブ・コーエン、2作目は『シャフト』のジョン・シングルトン、7作目は『ソウ』のジェームズ・ワン、8作目は『ミニミニ大作戦』のF・ゲイリー・グレイで、他の4作品がジャスティン・リンやねんけど、今作は『アトミック・ブロンド』のデヴィッド・リーチに変更されてるが、脚本は『アイアンマン3』のドリュー・ピアースと共に、9作目以外の3作目以降全ての脚本に参加したクリス・モーガンも名を連ねている。共演は『エクスペンダブルズ』のジェイソン・ステイサム『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のイドリス・エルバ『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のヴァネッサ・カービー『RED/レッド』のヘレン・ミレン『ブラッドショット』のエイザ・ゴンザレス『M:i:III』のエディ・マーサン『クジラの島の少女』のクリフ・カーティス『ジョー・アノアイ』のローマン・レインズ『デッドプール』のライアン・レイノルズ『デッドプール2』のロブ・ディレイニー『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』のケヴィン・ハート『ジョン・ウィック』のダニエル・バーンハード音楽は『バッド・スパイ』のタイラー・ベイツ。ネタバレ感想マウスでクリックしながら、なぞってみて下さい。元々は敵やったのにドミニクファミリーになったホブスとショウではあるが、ベッドに女がいて、卵料理を作るショウに対し、女っ気がなく、生卵を飲み込むホブス、全く正反対で犬猿の仲の2人。殺人ウイルスを敵に奪われない為に、自らに注入したショウの妹のハッティを保護する為に協力を要請される2人は当然嫌がるが、ブリクストンの強襲に遭って、仕方なく行動を共にする事になる。ビルをワイヤーで駆け降りるブリクストンを追い、飛び降りたホブスに対して、エレベーターで降りるショウ、全く息は合わんけど(笑)ウイルスを取り除く為に、わざとハッティが捕まり、それを2人が助け出すって作戦やったのに、ミイラ取りがミイラに、ホブスとショウが捕まったのを自力で逃げたハッティが助け、敵のアジトを壊滅させたとこで終わっても良い感じやったけど、それではワイスピの持ち味のファミリー成分が不足してるし、突然のサモアがルーツの伏線を回収する為にサモア編に突入、不必要に見えた飛行機の保安官も一応役に立った。原始的な武器しかなく、敵の武器を無効化できる6分間が重要やのに、サモア版のハカ、シバタウとかやってる場合ちゃうやろ(笑)陸上版『ハートブルー』の1作目から3作目までは、ストリートレースの話やったのに、カーアクション&ファミリーでさえあればワイスピに変化してて、これはスピンオフではあるけど、ショウ兄妹とホブス一家の絆とか、クライマックスでのニトロ噴射とかはワイスピ感ありつつ、ロック様とステイサムがメインやし、生身のアクションを多めにせんと勿体ないとばかりに、ハッティ含めての格闘アクションがワイスピに比べるとかなり増えてて、極めつけが大トリがブリクストンとの肉弾戦で、攻撃を予測できる相手を倒すために、一方が敵の攻撃を受け、その隙にもう一方が攻撃、それを交代しながらの協力プレーで撃破した。ロック様とステイサム2人に勝つには、普通の人間には無理やから、敵はサイボーグって設定で、自称・黒いスーパーマンやったが、自動走行できるバイクを駆った改造人間って、仮面ライダーやん(笑)仲良くなったと思いきや、父親さえも売った正義感の持ち主のホブスはショウも売りましたとさ、ちゃんちゃん(笑)