カテゴリ:物の性を尽くす
子供や孫がこずかいが欲しいと言ってきたときに親はどう対応するか。
ゲームセンター等では子供や孫に言われるがままに小銭を与えている人がいます。 またおもちゃ売り場ではほしいというおもちゃを無条件に買い与えている人もいます。 外食に行く場合も子どもの好みに合わせるという状況です。 子供や孫が要求するがままにその都度与えているというのはどうなのでしょうか。 私の小さい頃は、ほしいものも買ってもらえる経済的な余裕もありませんでした。 ほしいのを我慢させられていました。こずかいをもらうということは全く考えられませんでした。 今は子や孫に言われるがままに甘やかせていることが多くないでしょうか。末恐ろしい気がします。 石川遼を育てた石川勝美氏は、遼君がこずかいが欲しいと言えば、家の手伝いをさせたそうです。 その際1カ月とか、2カ月の期間を決めてやらせる。 その決められた期間、決められた仕事をきちんとこなした時にはじめてこずかいをあげたというのです。 労働の対価としてこずかいはもらえるのだということを小さいときから教えていったのだそうです。 今度のテストで100点とったらあげると等というような、餌で魚を釣るようなことはしなかったそうです。 これも一つの考え方だと思います。 それからこずかいは小出しに与えるのではなく、まとめて与えるのがよいと言われています。 月のこずかいをまとめて与えるのです。 そしてこずかい帳のつけ方を教えて、自分で計画を立てて管理させるのだそうです。 でもこずかいの範囲では自由に使わせる。こまごまと使い方に指示はしない。 でもそれ以上の要求にはのらない。よほどのことがあれば家族会議で決める。 そういえば、賞与がでた時、家族会議を開きその使用方法を家族全員で協議するという人もいるそうです。 父親の稼ぎだから自由に使ってよいということにはならないのだそうです。 祖父母、配偶者、子供、孫を含めてすべての人に利用権があります。 すると家族のコミュニケーションにもなり、子供たちも自分の意見をはっきりと言えるようになります。 そして他の家族に譲るところ、妥協すること、我慢したりすることも学ぶことができます。 そして将来の人生設計も立てることができます。なによりもお金の性を尽くすことができます。 それに反して言われるがままに与えていると、自由放任、過保護になって、子供の将来にとって何らよいことにはなりません。 ちなみに私もパソコンでこずかい管理をしています。 予算を立てて進行状況を月々管理しています。 また将来のあらゆるリスクを想定して生活資金の増減のシュミレーションをしています。 いわゆるライフプランをたてて、毎年正月には見直し作業をしています。 それをもしもの時は家族に分かるようにまとめています。 あれこれと家族と相談しながら考えることは楽しいものです。 自分が亡くなるときには葬式費用と多少の蓄えを子供に残して、それ以外はすべて有効に使い切ることが目標です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.06 23:40:12
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