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森田理論学習のすすめ

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2022.05.02
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私は神経質の症状については「減点主義」を採用した方がよいと思います。
神経症で苦しいときは、頭の中が症状のことで一杯です。
どうすれば症状から逃れることができるか。
でも妙案が見つからない。
正面から症状と格闘しても悩みは深まるばかりになる。
そこで闘うことをやめ、苦しみを回避することを考えるようになります。
精も根も尽きたような状態になり、覇気がなくなります。

こういう場合は、発想の転換をお勧めします。
ここでは「減点主義」の考え方が役に立ちます。
重症の神経症に陥った時は、100%症状のことを考えています。
その割合を減らしていくという方法を考えて実行することです。
その割合が、90%、80%、70%、60%・・・と減少していくことを目標にするということです。
減少した10%、20%、30%、40%・・・は症状以外のことを考えているということになります。
減少した分だけ、神経質症状が治っているととらえるようにすることです。

神経症というのは大怪我が跡形もなく治るというような回復はしないものです。
タマネギの薄皮をはがすようなものです。
神経質性格はなくすることはできないわけですから、小さなことにとらわれやすい特徴はなくなりません。コアの部分はどうしても残ります。
ですからホドホドに治すことを、肝に銘じておくことです。
そして10%、20%、30%、40%と少し治ったことを大きく喜ぶようにするのです。

最初のうちは日常生活に目を向けていくことが大切です。
食事、掃除、洗濯、服を着替える、生活習慣を整える。
特に食材の買い出し、食材を自分で作る、料理を作る。後片付けをする。
加工食品作りを手掛ける。お菓子つくりに挑戦する。
一心不乱になって、物そのものになりきることが肝心です。
それが弾みとなってさらに生活の好循環が始まります。
強迫神経症から解放されている人は、そんな治り方をしています。

神経症が30%治った状態は本人は納得できないかもしれませんが、はた目にはだいぶ良くなっているように見えるものです。
50%も症状以外のことを考えているような人は、もう神経症の克服宣言をすべきです。100%の治り方でないと納得できないという人は、いずれ墓穴を掘ることになります。
良くなった部分を素直に喜べる人は期待と好感が持てます。

次に森田理論がお勧めている、行動の方は減点主義ではいけません。
加点主義の考え方をすることが肝心です。
これは明日の投稿課題とします。





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Last updated  2022.05.02 19:08:03
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