カテゴリ:森田理論学習の進め方
森田理論学習を続ける意味は、一つには、今までのものの見方、考え方の間違いや偏りに気づくことができるようになることだと思います。
そしてもう一つは学習仲間の実践や行動に触発されて、自分の生活に変化が起きることだと思います。 森田ではこのことを自覚を深めるといいます。 自覚を深めるためには、自分一人の学習では限界があります。 生活の発見会という自助組織に所属して、同志と一緒に学習に取り組むことです。 仲間と切磋琢磨しながら、気がついたら、ものの見方や考え方、行動がより良い方向に軌道修正されていて、生きづらさが問題にならなくなっていたというのが理想です。 そのために集談会で心掛けるべきことを投稿してみます。 まず集談会に参加する前は、1ヶ月の生活を日記で振り返ってみることが肝心です。1ヶ月の内にはさまざまなことが起きています。 楽しかったこと、苦しかったこと、問題を抱えてしまったこと、体調の変化・・・など様々あります。 まずそれらを拾い出して整理してみましょう。 そしてその中から一つをピックアップしましょう。 それを自己紹介や体験交流などで具体的に分かりやすく説明できるようにまとめてみるのです。 できれば、その時の写真などを持参して説明するとインパクトがあります。 参加者がこのような気持ちで参加していると、お互いに刺激を与えあうことになります。興味や関心が生まれて、参加者の行動に影響を与える可能性が高まります。 自分の実践や行動が他の人によい影響を与えることはうれしいものです。 たとえば次のような例があります。 この間紹介された本を早速読んでみましたよ。 この前紹介された「ドライブインマイカー」という映画を見ましたよ。 この間の話に触発されて俳句や川柳や面白小話作りを始めました。 サックスの話を聞いて、フルートを始めることにしました。 カラオケの練習の仕方が参考になりました。さっそく私も実践しています。 私も家庭菜園やアジサイを育てることに興味を持ちました。 メダカの飼育の話を聞いて、インコを飼ってみたいと思いました。 公民館活動に興味を持ち近くの公民館に行って調べてみました。 シルバー人材センターに行ってどんな仕事があるか聞いてきました。 ウォーキングで、3分ずつ早歩きと普通歩きを繰り返す方法が運動効果を高めるという話が参考になりました。 セロトニン神経系を活性化するための方法を教えてもらい取り組んでいます。 この前紹介された「あいば学」の料理番組を見て釜めしを作ってみました。 梅を買ってきて早速梅酒を作りました。ラッキョウ漬けにも挑戦します。 今後は、そば打ち、味噌作りにも挑戦してみたい。 このような情報の交流会を継続していると、参加者全員の生活レベルが格段に向上していくと思われます。全員に好影響を与えることは不可能ですが、10人に1人、20人に1人に参考にしてもらえればよいという気持ちで紹介するのです。 こういう活動をしている集談会はとても魅力的だと思います。 ものの見方、考え方の偏りや認識の違いについて、どのように参加者に気づいてもらうようにするか、難しい問題ですがこれについては明日の投稿課題とします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.07.08 06:53:56
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