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森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

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2022.07.10
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人間関係については、たくさんの友達を作るよりも、心の底からなんでも話せる親友を数人作ることが大切だと考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
コップに少しだけの人間関係を100個作るよりも、コップ一杯の人間関係を5つくらい作る。
このやり方ですと、仮に相手が気に入らない言動をとった場合、人間関係が壊れてしまうことを恐れて、自分の感情や欲求を抑圧するようになります。
そのストレスに耐えかねて、感情を爆発させてしまうと、今まで大事にしてきた人間関係は壊れてしまいます。そして修復不可能となります。

この考え方、やり方は認識の誤りですが、今までこのやり方でやってきた人にとっては別のやり方があるとは思えません。考えつかないのです。

森田理論を学習すると人間関係の面では、イヤな相手でも挨拶だけはきちんとする。そして不即不離を人間関係に応用すると大きく改善できると学びました。
この理論が理解できたら自分の実践や行動で検証することが大事です。
理論の裏付けをとると、自覚が深まります。

イヤな相手に出会うと避ける。挨拶をしないで相手のことを無視する。
あるいは、一旦相手と約束しても、平気で予定を変えてドタキャンする。
告別式は万難を排して出かけるのが常識ですが、自分の都合を優先して参列しない。
こういう態度で人間関係を改善したいというのは虫が良いのではないでしょうか。

こういう人は森田理論の感情と行動は別物という考え方が身に付いていないのだと思います。
過去の経験でもある程度のことは分かりますが、今一度森田理論を意識して、マイナスの行動をとってその結果がどうなるか検証しては如何でしょうか。

知っている人に出会っても挨拶をしないで無視する。
不機嫌な顔をしてすれ違う。
その後どんなことになるのか、実際に検証してみるのです。
そしてその後起きたことをまとめる。集談会でその結果を発表する。
こういう学習を行うと、本人だけではなく参加者全員が、人間関係の見方、考え方の誤りに気付くことになるのではないでしょうか。

不即不離という人間関係は、必要な時に、必要に応じて、必要なだけの人間関係を心がけることです。引っ付きすぎず離れすぎないという人間関係です。
濃密な人間関係ではなく、浅く広い人間関係になります。
広い人間関係を作ろうと思えば、積極的に行動を広げる必要があります。
仕事、OB会、同級生、趣味の会、集談会、町内会、勉強仲間、親戚関係などいろいろと広がります。

私は集談会で年賀状1枚の人間関係も立派な人間関係だと聞いたことがあります。
そこで500人に年賀状を出すという取り組みをしていた時期があります。
あて名書きは筆ペンで書きました。たかが年賀状、されど年賀状なのです。

すると同じような取り組みをしている人がいることが分かりました。
その人は一枚一枚をなんと手書きしているのです。絵手紙にしているのです。
さらに毛筆で書いた字に味わいがあるのです。
永久保存しておきたいような素晴らしい作品に仕上がっているのです。
その人が言うには、出していない人から自分にも送ってもらえないかとリクエストが来るというのです。全国に仲間がいるというのです。
年賀状を書くことを生きがいにしているのです。
その準備を1月からしているとのことでした。

浅く広い人間関係作りを心がけていると、人間関係で右往左往することはなくなります。
険悪な関係になった時は、しばらく距離を置いて注視しているだけにします。
そのうち時間の経過とともに、必要な時に必要なだけの人間関係を築くようにすればよいのです。とても気が楽になります。
また浅くて広い人間関係は、何か困ったことが起きたときなどに、適材適所でどういう人に相談すればよいのか分かるようになります。

その体験を集談会などで発表して、参加者全員で人間関係の在り方について意見交換するのです。それぞれの立場で、気づきや発見が深まるのではないでしょうか。
集談会は森田理論を学習するところですが、一旦理解できたらそれを実際の生活面で応用して検証し、その結果を集談会に持ちより、みんなで深めていくところだと思います。
このような学習会を定期的に開いている自助組織は聞いたことがありません。
この方面に力点を置いている集談会はとても魅力的です。





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Last updated  2022.07.10 06:39:54
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