南極観測船「宗谷」と言えば、ソ連の砕氷船に救助を仰いだヤワな船としか記憶していなかったが、今日のプロジェクトXで見直した。
今日は早く帰宅できたので久々にプロジェクトXを見ることができた。
国際会議で永田武さんが、日本も南極観測ができる!と、勇み足の啖呵をきってしまった。
敗戦後の日本には観測にさく金など無かったが、世界に伍して挑戦する心意気だけは有ったようだ。
永田さんなどが提唱した募金運動を機に、やっと官民一体のプロジェクトが動き出した。
昭和31年10月宗谷完成、11月出港という際どい工程だった。
宗谷は戦時から生き残った廃船まじかのおんぼろ輸送船だったが・・・・
そのおんぼろ船を小さな修繕会社(あさのドック)が突貫工事で改造した。
東芝、本田、竹中工務店など1000近くの企業が観測資材を開発し、ほぼ無償で提供したらしい。
また、人的な面では西堀栄三郎副隊長のもとに全国から山男(ロマンチスト?)がはせ参じた。
最年長西堀を長として、現地南極で越冬を決めた11名の隊員たち。
今でこそ不自由しない居住性の基地施設であるが、手本の無かった当時の居住性では山男のような資質が必要だったのかも知れない。
オゾンホールの発見など・・・・
彼らパイオニアの足跡を追って後続の研究者による成果も出ているようである。
プロジェクトXに採り上げるテーマには当たり外れもあるようだが、今日のは・・・
まあまあだったかな。
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