<二十四節季の大寒に注目(復刻)>
早朝に散歩する太子であるが、南東の空に月と金星が見えるのです。
ちょうど三日月の内側に金星が位置しているが、これって中東諸国が好むマークではないか。また、このマークは春分と関係があるのではないか?
『日本のならわしとしきたり』という蔵書に二十四節季の記事があることを思い出したのです。
今年の大寒は日本海側地域の降雪量が記録的であるが・・・この地域の降雪量は世界一であることが知られているようです。
【日本のならわしとしきたり】
ムック、 徳間書店、2012年刊
<内容紹介>
ありふれたムック本ということなのか、ネットにはデータがありません。
<大使寸評>
とにかく「今日は二十四節季でいえば、何になるか♪」を知りたいロボジーにとって、座右の書となるでしょう♪
Amazon日本のならわしとしきたり
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節分の恵方巻
この本で、大寒のあたりを見てみましょう。
和暦p5
<大寒>
二十四節季が新たに始まる直前の節気
「大寒」は、現行の暦では1月21日ころ、第1日目を迎え、立春(2月4日ころ)に入る前日までとなっている。前節気「小寒」からは「寒」に入っており、寒明けと同時に「大寒節気」も終わる。寒が明けると、暦の上では「春」になる。
寒の入りは、前節気「小寒」から始まっているが、手が切れるほど冷たい「大寒の水」には、その清らかさのために霊力があると考えられていた。
朝の水は1年間腐らないとも言われ、容器などに汲み保管し、薬を飲むときや祝い事の料理に使う家庭も少なくないという。寒の水は、酒造や化粧水にも用いられている。
1年で最も寒さが厳しいとされる「大寒」を『暦便覧』では「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と説明している。
また、寒の厳しい最中の鍛錬は、心身共に向上するとして、武道では「寒稽古」が行われる。加えて、「寒施行」も寒中の独特の行為だ。
これは餌の乏しい寒中に、野の動物に与えることだが、これは「放生会(ほうじょうえ)」を行う仏教の影響のようだ。ちなみに「放生会」は、殺生を戒め生き物を野に放つ仏事で、秋の季語になっている。
大寒の期間の七十二候は、次の通り。
初候は「蕗冬華(ふきのはなさく)」蕗の薹が蕾を出し始める。
次候「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」沢に氷が厚く張りつめる。
末候は「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」鶏が卵を産み始める。
寒中の微妙な気候の変化が読み取れる。
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二十四節季の小寒に注目
二十四節季の冬至に注目(復刻)