定年退社前の仕事で、「個体燃料電池を組み込んだ試験用発電設備」の設計、製作、試運転に携わったことがあるのですが・・・
ネットで「グリーン水素革命目指す欧州」という記事を見たので紹介します。
*********************************************************
水素関連で500社弱出展のハノーバーメッセ、「グリーン水素革命」目指す欧州より
ドイツ・ハノーバーで開催された「Hannover Messe 2024」の主要テーマは「Energizing a Sustainable Industry(持続可能な産業を活性化する)」。約4000社の出展のうち、多くが「Industry 4.0」、すなわち工場のオートメーション化やデジタル化を軸に出展した。
その中でやや異色だったのが「Hydrogen+Fuel Cells(水素と燃料電池)」をテーマとした出展だ。Hannover Messeでは30年近くも続いているテーマだが、今回は、「Hydrogen+Fuel Cells EUROPE」というコミュニティーに所属する企業だけで300社超。それ以外の企業も含めると出展社500社弱(日経クロステック調べ)と過去最大規模になった。水素関連だけでこの出展規模は世界最大級といえる。
Bosch社の個体燃料電池
■水素社会実現のインフラ、サプライチェーン構築へ
会場には、「ENERGY 4.0」や「green hydrogen revolution(グリーン水素革命)」といった刺激的なキャッチコピーが目立つ。出展内容も、水素またはアンモニアやメタノールなどの水素キャリアの生産技術、その圧縮や貯蔵システム、パイプラインの敷設計画、水素の充填ステーション、そして燃料電池や燃焼システムまで、水素の様々なサプライチェーンやインフラが出そろった。
中でも人気を集めたのがドイツRobert Boschの出展や講演だ)。同社は、日本では自動車関連の部品・部材メーカーとしての印象が強いが、水素関連でもサプライチェーン・システムの多くを手掛けている。