5438153 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

カツラの葉っぱ 大好き!

カツラの葉っぱ 大好き!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Mドングリ

Mドングリ

Calendar

Favorite Blog

冷房がない五輪選手… New! 歩世亜さん

ブルーオーシャン戦略 New! lavien10さん

復刻記事「韓国記事… New! alex99さん

カールのフランス体… karlneuillyさん
うるとびーずの ♪MY … うるとびーずさん
森の暮らし~山童日記 山童タタターさん
ひまじんさろん msk222さん
幻泉館日録@楽天 幻泉館 主人さん
鹿島槍ヶ岳からのお… takanebiranjiさん

Comments

Mドングリ@ Re[1]:「ガダルカナル島の近現代史」3(04/11) maki5417さんへ 著者が中国嫌いと言うよ…
maki5417@ Re:「ガダルカナル島の近現代史」3(04/11) 著者はかなり中国嫌いのようで 最近はな…
aki@ Re:バイオマスって有効?7(03/21) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
Mドングリ@ Re[1]:能登半島地震対策-R1(01/16) akiさんへ >いらっしゃい akiさん <こ…
aki@ Re:能登半島地震対策-R1(01/16) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

Free Space

1【旧ブックマーク】
カールのフランス体験記
再出発日記
第7官界彷徨
ひまじんさろん
マックス爺さん
alex99さん
chappi-chappiのとんぴん日記
より良い明日をめざして
七詩さんのHP
昼顔のつぶやき:バードウォッチング
幻泉館日録
heliotrope8543さん
LAVIEN
韓国大好き♪
ナナメに歩こー♪
水彩画人
No-Match

太腕繁盛記 生
内田樹の研究室
アイラブサイエンス
YOKOO'S VISION 横尾忠則の日記
お隣さんの国:韓国からの手紙

2【官公庁】
キキクル神戸
神戸市立図書館トップページ
図書館カレンダー
国立国会図書館ギャラリー展示
阪神・淡路大震災の概要:内閣府

3【気になる本】
好書好日トップ
吉岡桂子さんの書評
岩波書店
新書マップ

4【メディア】
NHKプラス
デジタル朝日 スクラップブック
NHKスペシャル放送予定
デジタル朝日新聞トップ
WEDGE infinity
週間金曜日公式サイト
JPpress
wikipedia青空文庫


5【関西、旅行】
ハイパーダイヤ
パルシネマ・上映スケジュール
パルシネマのKAWARA版
OSシネマズミント神戸
横尾忠則現代美術館
兵庫県立美術館
兵庫の温泉・露天風呂


6【資源・エネルギー】
Tech-On!エネルギー
素材・エネルギー

7【中国】
大紀元トップ


8【韓国】
朝鮮日報
東亜日報/国際


9【フランス】
『Au sud de la frontiere, a l'ouest du soleil』
Le Monde.fr
グーグルニュース(フランス)
在日フランス大使館

10【世界】
ハイパー世界史用語集

11【エコ・環境】
海洋プラスチック問題について
神戸市の花粉飛散情報 2024

12【仕事・シルバー】
ひょうごボランタリープラザ
健康長寿ネット

13【リンク集】
all about
法情報リンク集
ariadnet

14【その他】
西暦・和暦変換表・簡易電卓
こうして日本は格差社会になった
国字の一覧
wikipedia修辞技法

Freepage List

好きな樹


カツラ


低木(お奨め)


ケヤキ


ハルニレ


フウ


ユリノキ


ブナ(お奨め)


ダケカンバ


ウメ


サクラ


アジサイ(お奨め)


沙羅双樹


マロニエ


コブシ


馬酔木


菩提樹


ヤマボウシ(お奨め)


コニファーガーデン


カラマツ


イヌマキ


クスノキ


ハナミズキ


シラカバ


ヤブデマリ


街路樹ベストテン


ハリモミ


クロバナエンジュ(イタチハギ)


庭木の手入れについて


日本の樹木


『カラーリーフ』


『手入れがわかる雑木図鑑』


個人的歴史学


歴史関係リンク


個人的歴史学9


満州あれこれR14


網野善彦の世界R2


中沢新一の世界R1


台湾あれこれR11


明治期の日本大好きアーティストR2


縄文人の世界R13


東インド会社あれこれR3


「香辛料貿易」をめぐる戦い


お楽しみ箱


野草(お奨め)


フータロー日記 R1


遠くへ行きたい2


車が好きだったかも2


サウジアラビアあれこれR7


シルクロードあれこれR4


愛すべきイギリス人 1


気分はオーストラリアR6


宇宙への関心R6


砂漠への憧れ R4


キャット・ギャラリーあれこれR3


YOU TUBEで好きな歌を


腹立ち日記


なめきった お役人6


(ニッポンの宿題)シリーズR3


バンクシーあれこれR3


情報整理


総合インデックスR3


アマゾンvs楽天R3


朝日のインタビュー記事スクラップR16


NHKスペシャル・アーカイブ(改12)


新聞連載コラムのスクラップ


トップの壁紙


蔵書録(全項目)改5


14雑誌類R2


ドングリの独り言


合宿免許@倉吉


腑抜けの闘病記


日米中の宇宙開発対決R2


飛行機シリーズ3-R3


フランスあれこれ2


団塊世代R5


アヒル(レベル6)との闘い(最新版)


老人力あれこれR3


中華に対する辺境


『中国化する日本』11


日米中EV対決R6


対中最新情報


NHKスペシャル「中国文明の謎」


吉岡桂子記者の渾身記事36


中国関連のオピニオンR2


『イネが語る日本と中国』4


『世界史のなかの中国』3


『中国が世界を攪乱する』2


『中国古代史研究の最前線』4


嫌中本あれこれR8


アメリカ アメリカ


アメリカ アメリカ7


鬼門は自動運転車R5


『ヒルビリー・エレジー』3


個人的エネルギー政策


石炭ガス化複合発電(IGCC)って


シェールガスに期待できるか?4


バイオマスって有効?7


メタンハイドレートあれこれ


水素社会に向けて加速3


個人的エネルギー政策11


温暖化あれこれR1


映画あれこれ


映画あれこれ1


2本立て館で観た映画R20


お奨め映画1


見たいDVD-R2


リドリー・スコットの世界3


渡辺あやの世界


クリント・イーストウッド監督作品集R1


リドリー・スコット監督作品あれこれR1


第二次世界大戦の戦争映画集1


映画美術3-R2


映画の基本はシナリオ


台湾映画アンソロジー


テリー・ギリアム監督アンソロジーR1


スター・ウォーズあれこれR4


映画パンフレットR3


宮崎駿の世界R3


高畑勲の世界


是枝監督アンソロジーR4


宮崎駿アンソロジー


「戦争映画」を観てきた2


ドイツ映画あれこれ


飛行機映画あれこれ


砂漠の映画あれこれ3


移民を扱った映画R1


山田洋次の世界R3


黒澤明アンソロジーR2


ハードSF映画あれこれ(R2)


原作が先か、映画が先かR7


ニール・ブロンカンプ監督作品集


好きな映画監督のインデックスR1


矢口史靖の世界R1


戸田奈津子の世界


周防正行の世界R3


ブレードランナーあれこれR4


何をおいても音楽を


何をおいても音楽を3


好きな歌リンク1


好きな歌リンク2


テレサテン


うたの旅人


(もういちど流行歌)シリーズ


個人的言語学


日本語が亡びるとき


通訳、翻訳,についてR25


漢字文化圏あれこれR12


漢字の世界R4


言語学的SFあれこれR5


関西人の話法 R1


言語・方言のインデックスR5


方言あれこれR5


仏文書籍あれこれR3


原発関連


中国、韓国の原発事情3


福島原発関連13


卒原発についてR1


韓国あれこれ


韓国ほろ酔い旅行記


キムさんとのこと


歴史にみる日本と韓国・朝鮮


釜山ヨタヨタ旅行


韓国あれこれ15


韓国料理あれこれR3


韓国通の人たちR3


呉善花さんという人R1


朝鮮紀行あれこれ


日韓の住まいあれこれR1


森林あれこれ


森をゆく旅


ブナ大好きスペシャル


樹木のアート


森林あれこれ6


新素材CLTの報道より


『林業がつくる日本の森林』4


気になるアート


鼠つながり


『中国行きのスロウ・ボート』がつなぐ輪R7


藤田嗣治アンソロジーR5


草間彌生の世界


横尾忠則を観に行こう♪シリーズ


関川夏央アンソロジー


伊坂幸太郎の世界R6


和田誠アンソロジーR7


クールジャパンあれこれ3-R1


気になるアート6


スタジオジブリあれこれR2


川上未映子アンソロジーR3


暇になったら、絵を描くのだったR6


高橋源一郎アンソロジーR4


三浦しをんの世界R10


西加奈子の世界R4


村上龍アンソロジーR3


版画あれこれR5


村上春樹アンソロジーR14


先住民や移民にからむ文学R9


無頼派女性作家の系譜R3


絲山秋子ミニブームR11


シュルレアリスムあれこれR2


気になるイラストレーターR3


『ジャポニスム』あれこれR3


『アンドリュー・ワイエス水彩・素描展』


佐野洋子の世界R4


浅田次郎の世界R22


小川洋子ミニブームR12


池澤夏樹の世界R5


陳舜臣アンソロジーR13


シーナの写真付き旅行記R7


サン=テグジュペリの世界R6


多和田葉子アンソロジーR13


『中島京子の世界R10』


漫画・絵本関連


『ガロ』がつなぐ輪R4


現代マンガの索引


バンド・デシネあれこれ


いしいひさいちの世界R4


松本大洋の世界


もう赤瀬川原平さんはいないのかR5


鳥頭ワールドR3


杉浦日向子アンソロジーR4


佐々木マキの世界(その6)


SF風イラスト R1


絵本あれこれR9


漫画のインデックス


つげ義春ワールドR7


空間アートの世界


非定常空間あれこれR2


安藤忠雄の作品


安藤忠雄 建築を語る


空き家問題あれこれR8


主体的な住居とはR4


個人的民俗学


柳田國男あれこれ


異境、辺境を描く著作R6


藍布の源流


人類学あれこれR3


木地師について


「食の歴史と日本人」


探検本あれこれ(その15)


「紙」あれこれR2


『栽培植物と農耕の起源』6


『食の人類史』5


文学賞を狙って


作家デビューを目指す貴方へ3


最強のエッセイストR7


すっきり書ける文章のコツ80


売れる作家の全技術


文学賞あれこれR2


『職業としての小説家』6


文章修業のインデックスR10


読書術・書評のインデックスR8


13 小説家になるための本


『書いて稼ぐ技術』4


大仏次郎論壇賞の受賞作R1


『みみずくは黄昏に飛びたつ』7


小野正嗣のあれこれR2


装丁と挿絵


『不思議の国のアリス』がつなぐ輪R3


挿絵本あれこれR5


線描画の達人たちR4


小村雪岱の版画がええでぇ


本に携わる職人たち5


図書館予約とか


図書館あれこれR1


図書館活用あれこれR3


紙の本への拘りR6


予約分受取目録R32


科学的著作


137億年の物語


137億年の物語(続き)


福岡ハカセの世界R1


『動物たちの生きる知恵』2


鳥の本あれこれR13


『驚異のバクテリア』


次元へのこだわりR1


ブラックホールを見たいR4


ラララ・・・科学の子5


『古今東西エンジン図鑑』


ナショジオの鳥シリーズR3


個人的経済学


個人的経済学21


ピケティさんの世界R1


シェアリングエコノミー


テクノナショナリズムに目覚めた12-R4


2024.06.18
XML
カテゴリ:気になる本
図書館で『世界 2024年3月号』という雑誌を、手にしたのです。
おお 特集1、2がUp To Dateで面白そうである。
・・・ということでチョイスしたのです。


【『世界』2024年3月号】

雑誌、岩波書店、2024年刊

<出版社>より
【特集1】さよなら自民党 派閥・世襲・裏金
 30年前の1994年1月29日、政治改革関連4法が成立した。改革の矛盾や問題点は様々に指摘されてきたが、今回の裏金事件でついに破断界に達したかに見える。
【特集2】働けど、働けど
 どこの職場でも人員が削減される中で、労働時間やストレスばかりが増えている。物価がどんどん高くなる一方で、賃金は増えそうになく、税金や社会保険料で手取りは目減りする。働きつづけたからといって、「老後の安心」は手に入らない。こんな社会にだれがした?

<読む前の大使寸評>
おお 特集1、2がUp To Dateで面白そうである。
・・・ということでチョイスしたのです。

amazon『世界』2024年3月号



「日本語のなかの何処かへ」という連載の最終回が面白そうなので、見てみましょう。
温又柔さんの日本語体験が語られています。

p288~290
<私たちが愉快でいられるために:温又柔>

 あなたが楽しく愉快であるとき、それは、あなたが実際にそうである状態と、あなたが考えているあなたとのあいだにある埋めることのできない溝が何にも邪魔されることなく現れるがままになっていることを意味している。
 あなたが首尾よく楽しく愉快になっているとき、それはあなたが自分が実際にそうなっていてこの溝において生きているとみんなが考えてよいと思っていることを意味している。あなたは自分の有限性を徹底的に受け入れている。(ティモシー・モートン)


 幼少期に来日し、東京で成長する過程で私は、徐々に気づかされてきた。どうやら自分は「少数者」らしい。理由は明白。私が、日本人ではないから。

 言うまでもなく、日本は、日本人だらけの国だ。それも、自分(たち)は「普通」の日本人であると信じ切ったまま、よほどのことがなければ、それをいちいち疑う必要にわざわざ迫られることのない人たちが、圧倒的多数を占めている。そして、かれらの大多数は、日本人の両親の子として生を享け、出生届が出されると同時に、日本国籍を所持する権利を獲得し、その人生のほとんどの時間を、日本列島内で暮らしている・・・こういう人があまりに多くを占めるため、自分自身がそうであるように、日本人といえば、普通は、そういう人であるはずだ、と漠然と感じている日本人は、現在も多い。

 かくいう私自身も、ずいぶんと長い間、自分自身のことを、日本人みたいなぞんざいではあっても、日本人である、と思い切るのには、ためらってきた。
 私が日本人?
 まさか、そんな。
 私は、せいぜい、限りなく日本人に近い台湾人であるというだけで、日本人そのものでは決してないはずだ。

 私は、日本人。
 そう名乗るための「条件」を、私は十分に満たしていない。ましてや、私も日本人です、とほかの人(私と違って、自分は、自分は普通の日本人だと堂々と自称できる人たち)にむかって、主張しようだとは思いつきもしなかった。

 特定の誰かに、君のような人間は日本人と名乗ってはならない、と禁じられたわけではない。君は日本人と名乗るな、と面と向かって命じられたこともない。
 しかしながら私は、成長の過程で、何度も思い知らされた。

 自分(たち)は普通の日本人なのだと信じている人たちの多くが、「日本語」と思っていることばの使用者に、私は含まれていない。

【例】あなたは、日本語がお上手ですね。
 私は、かれらが思うような「日本人」ではない。
 
【例】あの子って、日本人じゃないんだって。
 かれらが「日本」と思っているこの国で、もしもかれらに「日本人」と認められたいなら私は、台湾人の要素を抹消しなければならない。

【例】名前さえ言わなければ、君は日本人に見えるから安心しなよ。
 だからと言ってかれらは、「日本人」に見える私のことを、自分たちと同じ日本人だとは認めていない。

【例】さっさと帰化して、名実ともに日本人になればいいのに。
 いつからか私は、たとえ日本国籍を取得したところで、自分のような「日本人」は、こんなふうに言われ続けるだけだと思っていた。
(中略)

 私は、自分としては、とっくのとうに「日本」や「日本語」のなかにいると感じてはいても、それをいちいち主張しなければならないらしい。そう、日本語を生まれながらの自分のものだと信じきっている人たちとはちがって。
 それで私は、自分自身について、まずは書くことにした。

・・・私は、この家にいたんです。この国ではなく、この家に。(李良枝「由煕」)
 李良枝の、厳密に言えば由煕の、葛藤の果てにたどり着いたその境地が、私の出発点になった。この家、喃語を脱し、ヒトらしいことばを少しずつ口にするようになった私が、プィエ(太っちょの赤ん坊)という愛称からようやく、You rouと呼ばれるようになったばかりの頃の、私の台湾の家。アペエ、ココ、スゥスゥ、アムゥ、アヂン・・・父のきょうだいやその配偶者たちを正確に呼び分けられる幼い私は、日本語をまだ一言も知らなかった。

 記憶のなかで氾濫する声に耳を傾けながら私は、日本語以外のことばが飛び交うそのようすを、書いてみたい、と欲望した。幸い、ほかでもない日本語という、漢字と仮名が混淆する文体を駆使すれば、本来ならば、たった一つの「国語」のみでは束ねきれないはずの、複数の言語に取り巻かれていた自分の幼少期を描写するのには、申し分ないように思えた。

 今になって思えば私は、私の家があった台湾を書こうとしたことによって、私自身に最も相応しい日本語の姿を模索し、それを実現できる日本語の可能性に救われたのだった。何しろ、書いてみればみるほど、日本語という書きことばが、その実、私が赤ん坊の頃に耳にしていたことば(いわゆる「多数派」の日本人が普段の生活で耳にしたり、口にしたりすることは滅多にないような)を取り込む上で、大変に柔軟性のある、寛大な器だと感じ入ったのだから。日本語のこうした包容力を生かすべく試行錯誤することに、最初の小説を書いていた頃の私はとにかく興奮していた。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.06.18 00:07:22
コメント(0) | コメントを書く
[気になる本] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.