図書館で『還暦筋トレ』という本を、手にしたのです。
現金払い、アナログ志向、ジムで筋トレと、老人ぶりが板についてきている昨今であるが・・・還暦筋トレとなるともう完璧に老人である♪
【還暦筋トレ】
坂詰真二著、毎日新聞出版、2019年刊
<「BOOK」データベース>より
まだ間に合う!中高年からの超簡単筋トレ!今流行りの筋トレ、ダイエットがあなたの健康寿命を縮める。
【目次】1 還暦を迎える中高年の体事情/2 まずは体のチェックから/3 これだけでOK還暦筋トレプログラム/4 認知機能の向上につながる日常トレーニング/5 ウォームアップ&クールダウン/6 人生100年時代に備える
<読む前の大使寸評>
現金払い、アナログ志向、ジムで筋トレと、老人ぶりが板についてきている昨今であるが・・・還暦筋トレとなるともう完璧に老人である♪
rakuten還暦筋トレ
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筋トレに励むための心得として「はじめに」を、見てみましょう。
p2~3
<はじめに>
「人生100年時代」という言葉をテレビや雑誌で頻繁に見聞きするようになりました。
65歳を過ぎたあと、30年、40年のシニアライフ、セカンドライフを快適に過ごすために必要なのは、なんといっても経済的な備えであることは間違いありません。
もう一つ大事な備えがあります。それは肉体的な備え。健康で動ける体でなければ、いくらお金があっても、旅行やゴルフ、登山などの趣味を楽しむことができないからです。
残念ながら多くの方は、この備えに対しては気づいていても目を背ける、あるいは先送りしてしまっているのではないでしょうか。
高齢になると肉体的に衰えて、片足立ちで靴下が履けない、歩く速度が若者の半分以下に落ちる、家の中でもつまづく、手すりを持たないと階段が上がれないなど、さまざまな不具合が出て生活に支障をきたすようになります。
今、この本を手にしているあなたは、自分がそうなることをイメージできないかもしれません。しかし、肉体的な衰えは急激に始まる訳ではなく、20歳を過ぎた頃から少しずつ起こっています。気づかぬうちに、水面下で静かに進んでいる危機といえるのです。
40代、50代のうちに備えを開始すれば、取り返しはつきます。とはいえ働き盛りのあなたは仕事が忙しく、まだお子さんも学校に通っている世代。疲れて体を動かす気がしない、運動をする時間が取れないという方も多いでしょう。
しかし、安心してください。肉体的備えは、正しい方法で行えば心身ともに決して負担がかかるものではありません。日々のわずかな努力でよいのです。むしろ肉体的な疲労をやわらげ、防いでくれる効果もあります。
本書では、今すぐ、始めるべき肉体的な備えを詳しく紹介していきます。
肉体的な備えとして、まず行うべきなのは姿勢の修正です。関節や骨に負担をかけて、体の衰えを加速する足の外側荷重、0脚、猫背、巻き肩などを修正します。
次に、大腿やお尻など下半身を中心とした筋トレを行います。加齢で減少する筋肉の大半は下半身の筋肉であり、これこそが、シニア世代で起こる肉体的不具合の最大の原因だからです。
経済的備えを先送りにすると、のちのち大変になるように、肉体的備えも先送りしてしまうと、そのツケは大きく自分に跳ね返ってきます。
本書を読むことが、肉体的備えの第一歩です。充実したシニアライフノタメニページをめくり、一つずつ始めていきましょう!
2019年1月吉日 坂詰真二
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