カテゴリ:普段のこと
昨日父が亡くなった。
突然の事でほとんど自覚のないままの事だったらしい。 もっともその前に、何度も何度も体調不良で入退院を繰り返していたので、驚きはなかった。 もういつ逝ってしまっても不思議はないと覚悟していたことなので。 享年80。天寿を全うしたと思う。 父の死は悲しいことだけれど、それほどの喪失感はない。 いやたぶんその感情はこれからのことなのだろうと思う。 手に触れた父の体は冷たかった。 冷たくなるというのは本当の事なのだなと思った。 そして愛する人の死体には触れる事ができるものなのだなと。 家庭を持って、子供を持って、生活の確かな場を確立した私には、父の死による揺らぎはないのだが、もし我が子を失ったら、私は悲しくて悲しくて耐えられないだろうと思う。 親から受けた愛情もよりも、我が子に対して感じる愛情の方が、愛情を感じる濃度は高いような気がする。 愛されることよりも愛する事の方が愛の濃さは強いのだろうか。 父を思い出すとき、晩年の穏やかな笑顔が一番初めに浮かぶ。 父には、たっぷりと愛情をかけてもらった。 人嫌いでほとんど友人のいなかった父が、晩年家族に大切に大切にされて、寂しい思いをすることなく、穏やかにその日々をすごすことができたのは、なにやら不思議な気もするのだけれど。 病院でこらえていた涙は、少しづつ姿をあらわし始めて、その涙にはれたまぶたをさて、どうしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
ご遺族様のお嘆き、いかばかりかと拝察いたします。 どうか、お体を壊されませんよう、心からお祈り申し上げます。 (2006年02月18日 09時24分13秒)
ご冥福をお祈り申し上げます。
家族を亡くす寂しさは時間が経つにつれて深くなります。涙は流れるだけ流してください。遠慮はいりません。それがもらった愛情の量なのだから。。 (2006年02月18日 11時14分06秒)
思わず言葉をなくしてしまいました。
(いつもが喋りすぎですね。) 愛することは能動的、愛されるのは受動的 ゆえに愛する方が内容濃く感じるのではないでしょうか(苦笑) お父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 リエコ (2006年02月18日 16時05分27秒)
突然でびっくりしました。
なんていったらいいのでしょう。 お父様が素敵なご家族に大切にされた様子が感じられてああよかったなと思いました。 お気を落とさないでくださいね。 心よりご冥福をお祈りします。 (2006年02月18日 16時15分36秒)
謹んでお悔やみ申し上げます。。。
突然でビックリしました。なんて声をかけてよいのかわかりませんが、気を落とさずお過ごしください。 お父様のご冥福をお祈り申し上げます・・・・ (2006年02月18日 16時29分17秒)
とつぜんのこと、とても驚いています。
悲しみをおさえこまず、涙をこらえず、思う存分泣いてくださいね・・・。 心からお悔やみ申し上げます。 civakaさんも、お体も心もご自愛くださいますように。。。 (2006年02月18日 18時37分40秒)
私の父も昨年の11月末に脳出血で突然亡くなりました。
誰かと一緒にいると、ちょっと長い旅行に出かけているだけのような気持ちになります。 だけど、ひとりになると、もう帰ってこないんだと涙があふれてきます。 無条件に子ども達を愛してくれた、優しい父でした。 涙は、こらえなくていいですよ。 どうぞ、いっぱい流してください。 私もそうします。 (2006年02月18日 23時55分40秒)
夏の香り1996さん
はじめまして。 はじめてのコメントでこんな言葉をいただけるなんて ありがとうございます。 この文章は父への葬送の言葉となったようです。 (2006年02月21日 18時10分57秒)
☆リエコ☆さん
愛される側の私がこれほどに父の愛情を感じたと言うことは父は私の思うよりはるかに多く愛してくれていたということなのでしょう。たくさんの父との思い出とともに。 ありがとうございました。 (2006年02月21日 18時13分51秒)
ekkoblueさん
本当にちょっと皆さんを驚かせすぎですね。 でも、覚悟していたとはいえ、本当にいきなりだったのです。 ありがとうございました。 (2006年02月21日 18時15分27秒)
chamokayoさん
ありがとうございます。つかれました。くたくたー。 お葬式って本当に大変。こんな身内ははじめてなのでなおさら。家族みんな疲れたみたいです。 (2006年02月21日 18時19分48秒)
とらねこルドルフさん
ありがとうございます。ルドルフさんもまだまだ日の浅いうちなのですね。 まだ実感がわかず本当にいなくなってしまったのかなにやらぴんときません。 じわじわと感じていくものなのでしょうか。 やはりやさしいおとうさまだったのですね。 少しづつ慣れていこうと思います。 (2006年02月21日 18時23分53秒)
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