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僕が塾講師を始めたころ
定期テスト対策などで テストに出やすい問題や 絶対に覚えておきたい事項を書いたプリント などを準備して 授業で配ると 「先生、これテストに出ますか」 とか 「このプリントの問題全部解けたら何点取れますか」 とか 「あっ、この問題を練習したかってん」 というふうに プリントや問題に食いついてくる子がたくさんいた せめてテストまでにこれだけは解けるように頑張って 最低限の点数は確保するぞ という意気込みが感じられた あるいは 自分から 「〇〇のような問題ありませんか」 とか 「〇〇のプリントをもっとください」 と言ってくる子も結構いた だから それがテストに出ると 次に塾に来た時の第一声が 「先生、あの問題テストに出たから出来たで」 と喜びの報告をしてくれたものだ しかし 最近はそのような反応をする子はほとんどいない プリントや問題をさせようとすると 嫌なことをさせられる といった感じである 以前のように これをやったら点数を取れる という気持ちではなく (それがテストに出やすい問題であっても) やりたくないな 解きたくないな むしろ それを解いてまで良い点数を取りたい という気持ちがうかがえない それと僕が感じる大きな違いは 以前の子たちは 何をすればテストで点を取れるかをわかっていた だから そのような問題やプリントを用意すると 喜んでくれるのだ 本当は自分で用意しなければいけないけど 塾の先生が代わりに用意してくれた それをきっちりやって点数をとるぞ といった感じである 一方 最近の子は そもそもテストに向けて何をしたらいいかわかっていない だから テストに出やすい問題を用意しても わかっていないから その有難さに気づけない むしろやりたくないことをさせられてしまう という気持ちが先に出てしまうのだ そんな感じだから 同じ問題を反復させて練習させようとしても 何度も嫌なことをさせられると思いながら 仕方なしにやっているだけで 何度も同じ間違いを繰り返していまう そして 同じ問題がテストに出ていても 気づいていない だから 塾でやっといて良かったという感情もわいてこない このような違いがこの20年くらいで起こっている お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 15, 2022 10:10:55 PM
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