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カテゴリ:「創造する」ということ
なぜ、一番乗りが大切なのか?
人類最初の宇宙飛行士は誰? 「ガガーリン」 では、2番目は? 「・・・」(誰も知らない) 折りたたみ携帯を初めて出したのは? 「NEC」 では、2番目は? 「・・・」(私も知らない) ハイブリッド量産車を始めて発売したのは? 「トヨタ」 では、2番目は? 「・・・」(えーと、ホンダかな?私も確信がない) 商品開発や技術開発で一番乗りが重要なことは皆さんもご認識されていると思う。 それは強烈に印象に残るからだけでなく、それがチャレンジ精神への尊敬の念にも通じるためであろう。 しかし、もっと地味な間接業務の世界でもやはり一番乗りは大切なようだ。 たとえばIRの専門家に言わせると、決算発表が業界の一番乗りであることはきわめて重要であるという。 なぜなら、その業界の決算発表の先駆けなるがゆえに、それを聞くと業界の他社決算の見当が付く。だからアナリストがワンサカ集まる。するとその企業はアナリストに理解され、紹介される機会が増えて、株価も上がる。 また、決算発表を一番乗りにするために他社にない創意工夫があるはずであり、それを実現するチャレンジ精神や仕組みづくりが尊敬の対象になりうる。 これらのような一番乗りだけに起きる良循環サイクルが回りだす。 しかし、2番目の決算発表の企業には、3番目以降の企業と同じくらいのアナリストしか集まらない。当然、何の良循環サイクルも起きない。 「一番乗り」であること自体が情報付加価値による良循環サイクルを生むのだ。これは二番手以降には発生しない。創造的企業は、「一番乗り」の恩恵を最大限に享受し続けている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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なるほどであります!たいへん勉強になりました。ありがとうございますm(__)m。
(Nov 23, 2007 07:07:20 AM)
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