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カテゴリ:未来の日本をどう創るか?
「日本にとって格差社会はマイナス」
戦後日本は、長らく平等社会として発展してきた。 いま、それが日本を閉鎖的にしたことや、非効率を内在する原因となったこと、活力の源泉が失われることなどの理由から、格差を是認する社会へと移行してきた。 個人の創造性を発揮する社会になるべきとの示唆がそれを後押しする。
しかし、格差社会はさまざまな不安定要因を抱え込むことになる。 貧困の拡大、犯罪の増大・・・
問題はそれだけでない。 格差社会の最大の問題点は、日本人の特徴が失われることだ。
格差がないことは、均質で高い品質、サービスを生み出す源泉となっている。 格差社会でなくても十分に日本社会は競争力を高め、富を生んできた。 個人でなくても組織力で創造性の高い仕事をするという新しいビジネススタイルも生んできた。
世界の中で、日本が高い品質の高級ゾーンを確保し、将来とも生き残っていくためには、なにも世界標準にあわせる必要はない。 むしろ世界平均に近づける安易な道を避け、日本が世界から評価されるようになった特徴をいかに温存し、さらに発展させるかをこそ考えるべきではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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