雪が降っても降らなくても、朝晩のさくらの散歩は変わりません。
で、昨日の朝はこんな感じでした。
DSCF3454 posted by (C)はなはな
川べりの土手です。
なに頭から潜ってんのよ~
それほど積もったわけではないけど、なにしろあんよが短いもんで・・・
先日、施設の勧めもあって、母を認知症の専門医に診ていただきました。
簡単な認知症の検査が最初にあり・・・ 「長谷川式」 というやつですね。
コレ、結構難しいと思います。
私は満点とか無理です、きっと。(笑)
興味のある方、チャレンジしてみてくださいね。
母は30点満点中、25点。認知症レベルではありません。
計算とか、記憶力とか、びっくりするくらい良いのです。
でも、CTやMRIの検査では・・・
やはり、側頭葉や海馬といった部分の脳の委縮や軽い脳梗塞の跡、それから真ん中にも大きな空洞がありました。
人間の脳みそって、やっぱり歳をとると縮まるんだあ、こんなんなっちゃうんだあ・・・・と、映し出されたフィルムを見て、思ったりして。
「水頭症の疑いもありますね・・・・」
輪切りの写真を見ながら、お医者様が言いました。
こんな病気らしいです。
この正常圧水頭症なら、髄液を抜く手術である程度症状は緩和するケースがあるそうですね。
認知症でも、「治る認知」に入る病気なのだそうです。
母の場合、そういう治療が有効なのか、まだ検査の段階でわかりませんが、残された脳のわりに、彼女が計算や記憶力が妙に優秀なのは、日頃買い物をして支払いをする、「自分のお財布を持っている」ことや、家族の世話という「役割がある」ことがやっぱり大きいようです。
つまり、あんまり楽をしても人間ダメってことだ。
でも、転んだり無理したら大変だし・・・・
検査が終わって、何かお昼でも食べる?という話になる。
母に何食べたい? と聞くと
「お父さんに聞いて、お父さんがいつも決めるから」
自分で考えて自分で決めて、とためしに言ってみると、
「なんでもいいんだよ、お母さんは。」
といういつもの答え。
これは、控えめでもなんでもなく、「決める」能力がなくなっちゃってるんです。
一見、全然普通に見えるけど、家族を介してでないと何もできなくなっちゃってるの。
最近では、何も家事の出来なかった父が、私が行かないときには台所にも立ってます。
父は自分も体調が良くなかったりするので、結構大変みたいです。
まあ、昔から母はこういう感じだったので・・・・あまり変わらないといえば変わらないのですが・・・・
私はいまは毎日、認知の方をお世話しているし、母はまだ軽いほうなのでいいけど、普通のOLさんのままだったら、どうしていいかわからなくなっていたかもしれない。
親も自分も、歳はとっていく。
誰にもその先は見えないけれど、できるだけ上手に年齢とおつきあいしていきたいものです。
それにしても、やっぱり病院は疲れる~