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テーマ:温泉について(1627)
カテゴリ:温泉
出雲國風土記(天平5年(733)成立)にある温泉と。現在の湯屋は湯乃上館が所有するもので源泉は自噴、加水なし、加熱なしでポンプでひいてきていると。その源泉以外にも何か所か自噴していて、川原には野湯が設けられていたそうだ。この斐伊川は、この地域では漆仁(しつに)川と呼ばれたらしい。
千数百年、自噴しているということになるらしい。昔から効能があり、出雲國風土記には、玉造温泉は「神湯」とかかれていて、こちらは「薬湯」と記載されていると。 さらっとした滑らかな肌触りの湯で温度も丁度よく、勢いよくかけながされ、とても気持ちよかった。毎日、朝8時から掃除されていて湯はとてもきれい。 古代人もたしなんだ湯と思うと、同じ体感を古代人と共有したことになるのかも。面白い。 島根県立図書館しまねデジタル百科の文化14年(1817)写本より 「通道(かよいぢ)。 飯石郡(いいしぐん)の堺である漆仁川(しつに)のほとりに行く道は、二十八里である。川のほとりに薬湯(くすりゆ)がある。一度浴びれば身体はやすらかになり、再び浴びればどんな病気も消え去り、老若男女、昼夜休まず、行列を作り通い、効き目がないということがない。だから、土地の人は名付けて薬湯という。ここには正倉(しょうそう)がある。」リンク先:出雲国風土記現代語訳より なお、28里は古代では15Km相当らしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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Googleマップも合わせて見ましたが、鄙びた感じがいいですね。
城跡も点在していて、歴史を感じられるようなところなんでしょうか。 島根、行ってみたいな〜。 (Oct 25, 2023 01:49:54 AM)
kiki ☆さんへ
いい感じでした。 少し寂しい感じもありますが、それがとても味わい深いです。 足立美術館、月山富田城址とまわってはいりましたが、 島根は、古代の神々の世界観から、戦国、近代美術まで楽しめますね。 温泉も、垂涎の名湯があり、たまりません。 大きな荷物のライダーも来られてますよぉ。 (Oct 25, 2023 07:52:39 AM)
この内湯の雰囲気! 良いですなぁ~ (⊙ꇴ⊙)
この光景に貸切でドボンできたら、「もうなんにも言えねぇ」レベルで最高ですね。 (Oct 26, 2023 07:45:51 PM)
うしまるさんへ
貸し切りドボンでした。 文句なしで、湯質、湯量、湯温、湯殿、風情、どれも最高でした。 古代人も贅沢してたんですねぇ。 こちら、昔は2mの豪雪地帯だったそうですが、10cmくらいの冬が10年くらい続いて最近では40cmくらいですんでるそうです。 冬景色を眺めながら浸かってみたいもんですが、雪道は全く自信がありません。となると木次線となるのかな。それもまた楽しそ。 (Oct 26, 2023 08:56:38 PM) |