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東奔並走。

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2018.08.11
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テーマ:北アルプス(17)
カテゴリ:山歩き。
台風が近づいているからなのか、稜線上だからかどうかわからないが、目が覚めたときには風が吹き荒れていた。もちろん外は真っ白だった。このまま出発しても大丈夫なのかという一抹の不安がよぎったが、朝食を済ませ出発をする頃には、風はあるものの明るくなり始めていた。ふと槍の穂先を見ると上っている人がいる。

5:30に山荘に別れを告げ、槍沢から横尾、徳沢を経て河童橋に戻るルートを辿った。朝の荒れ模様はどこへ行ったのか青空が広がっていた。槍の穂先の周りにもガスはなく、この日上る人は絶景を楽しめるんだろうなあと思いながら槍ヶ岳を背にひたすら下って行った。

​また会いましょう​
​天気良すぎ​

その槍ヶ岳も下るにつれ見えなくなり、樹林帯に入ると足元に注意しながらもただ前に進むしかなかった。出発して2時間半、槍沢ロッジに到着。小屋前に望遠鏡が設置してあった。「槍が見えるよ」と書いてある。その方向に目をやると木の間から槍の穂先が見えていた。望遠鏡をのぞくと人が登っているのもよく分かった。
これで槍ヶ岳の見納めだ。
​なんと!​
​絶妙な位置だ​

それまで下りが続いていたが、横尾を過ぎるとほぼ水平な道となるため歩きやすかった。そうはいっても河童橋までは距離があるので足は疲れてくる。しかし、梓川沿いに歩くと穂高連峰の山々がくっきりその姿を見せてくれ、足の疲れも癒してくれる。
​明神橋から​

徳沢を過ぎ、明神分岐に差し掛かると登山者のほかに観光客の姿も多く見受けられるようになった。
出発して6時間15分。無事河童橋に到着。出発時とは違って多くの人で賑わっていた。


3000m峰縦走、空模様は予測がつかず悩まされたが、バリエーションに富んだ山行で総じて楽しかった。
by momo夫


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Last updated  2018.08.11 18:00:08
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