カテゴリ:読書前感想文
『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』幡野広志著(ポプラ社)を読みました。
ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。 (一般書 225) [ 幡野 広志 ] とても良い本を読みました。 「がん患者」「安楽死」などがテーマなのに、語り口がとても柔らかいので、すっと腑に落ちる感じで読むことができました。 内容ももちろん素晴らしいのですが、構成とタイトルが本当に秀逸です。 「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。」というタイトルの意味が最初わからないのですが、読み進めていくうちに「家族のことか!」と判明し、最後にもう一つ意味が隠されていることに気付かされる構成が、「なるほど!」と思わず膝を打ちました。 ぜひ多くの方に読んでいただきたい本ですね。 ーーーー あらすじ・内容 「34歳のときに治らないがんの告知を受けた。後悔はない。それは、すべてを自分で選んできたからだ。」 家族、友人、仕事、お金、自分の居たい場所、そして生と死。命を見つめ続けてきた写真家が、大切にしてきた「選ぶ」ということ。 生きにくさを超えるために、自ら「選ぶ」ことの意味を、強くやさしいことばで綴る。「生きにくさを感じている人に、生きやすさを感じてもらえることを願って――。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.17 09:26:03
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