私がミニバラを始めたきっかけは、香りのあるミニバラに出会ったからということは前にも書きました。
美しいバラに芳しい香りがあり、小さな鉢で育てられるのは、大きな魅力です。
しかし、一口にバラの香りといっても、どんな種類があるのでしょうか。ミニバラにはバラの世界の香りがすべてあるのでしょうか。そんなことを考え始めました。
私たちが感じる感覚には、香り、色、味、痛みなどがあります。
色ひとつとっても数百万色に及ぶ微妙な変化があるのですが、なんとその感覚細胞はたった3種類しかないのですね。赤、緑、青。この3種類の感覚細胞(錐体細胞)が、すべての色の世界を見せていると思うとすごいですね。光の3原色と同じで赤と緑が重なると黄色になるという、色の3原色に慣れた私にはちょっと信じられません。
味の世界は、味覚細胞があって苦味、酸味、塩味、甘味、うまみに分かれているようです。この感覚細胞で味を感じ分けている。そのためきゅうりと蜂蜜を一緒に食べるとメロンの味がしたり、プリンと醤油を一緒に食べるとウニの味を感じるなど、誤認が生じるらしいです。
肝心の香りですが、この香りを感じる嗅覚受容体にはなんと人で350種、マウスで1000種もあるそうです。この組み合わせは色以上になりますね。
バラの香りの分類で有名なのは資生堂の6分類で
ダマスククラシック、ダマスクモダン、ティー、フルーティー、ブルー、スパイシーで、バラを栽培されている方ならよくご存知ですね。
でも私にはダマスククラシックとダマスクモダンの違いは判りません。他の違いは確かにありますね。ティーの香りで本当に納得したのは神代植物公園でレディーヒリンドンの香りを嗅いだときです。本当に紅茶の香りがしました。
最近、私が興味を持っているのが、ミルラ香です。どの分類にも属さないというので、どんな香りなのか興味深々です。高木絢子さんが提唱した6分類は
ダマスク、ティー、フルーティー、スパイシー、ブルー、ミルラだそうです。
ミニバラの香りにもこれだけの種類があるのでしょうか。香りの強さはイングリッシュローズに比べるとどの程度なのでしょうか。どうしても知りたくなり、香りが良いという評判のシャリファアスマと、ミルラ香があるというグラミスキャッスルを予約しました。
強香種のパパメイアンはありますので、それとの比較も楽しみです。でも香りが良いという評判のHT芳純の香りは私は好きではありませんので、ちょっと不安も残るのですが。
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