今日も無風の快晴。しかし朝の気温は6℃でした。冷たいですね。
今日のミニバラはブランコ。花径6cmで紅覆輪です。やや花保ちが悪いのですがこの花唯一の特徴があります。それは香りです。
ミニバラ ブランコ
ミニバラ ブランコ
ミニバラは香りのある花が少なく、最近は大輪種で香りのあるミニバラが次々と出てきましたがどちらかというとフルーツ香です。さわやかな甘い香りが多く、好ましいのですが、やはり普通のバラのあの濃厚な香りのミニバラも欲しいのです。
濃厚なバラの香り、それはダマスク香ですが、その香りのするミニバラは私の知っている範囲では2種類だけです。1種類が
ヘルメス。私がミニバラ栽培を始めるきっかけとなったミニバラです。もう一種類がこのブランコです。
ダマスク香というのは濃厚な香水の香りで、有名な深紅のバラ、パパメイアンの香りというと判りやすいですね。その香りをヘルメスも持っているのですが、花径が小さいのです。濃厚な黒に近い赤で素晴らしいのですが、花もちもやや物足りないところがあります。
このブランコは愛安ローズさんが開発した品種で、素晴らしいダマスク香です。ただ花首がやや細いという難点があります。
この香りを伝えた大輪ミニバラを何とか作れないか。実は今年の春にこの花が咲き始めたころに交配をしてみたのです。初々しいめしべが現れ、さあ花粉をというときに最新の大輪ミニバラには花粉が出る品種が少ないことが判りました。
そこで花粉が少しでもありそうなミニバラを片端から持ってきてめしべに着けたのです。その甲斐あってか、何とか実がなっています。というわけで雄親はなんだか判りません。
交配したのは一つですので中に種ができているかどうか心配なのですが、もし種が一つでも出来ていたら来年はそれを大事に育てたいと楽しみにしているところです。
ブランコは果実ができるということが判りましたので、来年はもう少し交配する花の数を増やして試してみたいと思っています。何色でもいい、ダマスク香のミニバラができたらいいな。
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