今日もとても暑いです。流石に今日は朝から冷房をかけました。
この暑さの中で元気に育っている植物があります。センペルビウムです。
何時購入したのか調べたら3年前の7月にネットで注文して届いていました。あれからわずか3年。1本だったものがこんなに増えました。
あの注文した当時は、こういう今まで栽培した事が無い植物が欲しくて欲しくてたまらなかったのです。
センペルビウム1
センペルビウム2
センペルビウム3
注文して届いた苗を植えた直後の写真です。どれもまだ一鉢づつに植えてあり、品種数が多過ぎましたので、一鉢に2種類植えたものもありました。
届いたセンペルビウム
センペル植え込み完了2
当時で30種。おまけもありましたのでもう少し品種数は多かったです。今残っているのは15品種くらいでしょうか。そのうちの4品種ほどがとても生育と増殖が良くて、最初の写真のようになったのです。
思い返してみると、あの当時は色々な珍しい植物が次々と欲しくて手当たり次第に集めていた気がします。特に多肉植物。今でもその名残が手元にたくさん残っています。それもかなり増殖して。
それが、最近は園芸店に行って欲しい物を探す気が薄れてきてしまいまったのです。珍しい植物が無くなったからでしょうか?行けばそうとも言えません。かなり毛色の変わった花が出ています。でも積極的に欲しいという情熱が湧かなくなってきました。
ン十年も前、まだ給料が数万円の時代、一株数千円から数万円の植物を、乏しい給料の中からコツコツと買い集めていました。万年青、日本春蘭、寒蘭、富貴蘭。高いものはボーナスが出るのを待って購入していました。今の貨幣価値で言えば数十万円のものも買いました。それが高過ぎるとは思わなかったのです。それが手に入る嬉しさで心が一杯でした。
今思えば、どうということのない植物や花ですが、当時は私の憧れの植物だったのです。
それが、今、どうしても欲しいと言うものが無くなってきてしまいました。全てが手に入ったわけではありません。高いお金を払って入手した植物が枯れてしまったからでもありません。なんとなくどうしても欲しいという植物が無くなってしまったのです。
植物だけではありません。もっといろいろなものが欲しかったはずなのですが・・。もっと高性能のパソコン。もっと大画面のテレビ、美しい絵画、装飾品、もっと大きな家・・。
週刊誌に金持ちの家の特集がありました。自宅にプールやテニス場がありゴルフ練習場があります。広い邸宅は映画を見るようです。きっと本当のお金持ちはこういう家がふさわしいのでしょうね。でもちっとも欲しいと思えないのです。
きっと今の生活に満足しているからなんでしょうね。身体もあちこち痛いと言うわけではないし、大きな心配事があるわけでもないし、いちおう町会の役員に参加しているので世の中に必要とされることはあるようですし、こうしてブログを書いて皆さんに読んで頂ける楽しみもありますし。
もうひとつ、私がホームページを持って公開している私の絵葉書コレクションが、ときどき使わせてほしいと連絡が来てすこしでもお役に立っていることもその一つに挙げられるでしょうか。こうした多くの楽しみを持っている事が、昔の物欲から離れられるようになったのでしょうね。
捨ててしまおうかとも思った昔のガーデンライフや銀花などの大量の冊子類も、安い値段で娘にネットオークションに出品して貰ったら、入札して下さる方がいらっしゃいました。これで無駄にしないで済みました。昔は自分で夢中になって集めたものです。捨てないで何処かで活かして下さればとても嬉しいです。
きっとこれが幸せと言うものなのでしょうね。望んだらきりがないと言いますが、ある程度満足できる生活がおくれているのでこんな気持ちになるのでしょう。世の中には生活していくだけで大変な方もいらっしやいます。私の周りにも、将来どうするのだろうと心配になる人もいます。でも心配しても始まらない。そんな気持ちです。
あっ。少し望んでいる事がありました。もう少し字が上手くかけるようになりたいということです。それで少しずつですが、毎日ボールペンでメモ用紙に漢字の練習をしています。辞書に出ている字を書くのですが、結構知らない漢字があるものです。