最近の大輪ミニバラは香りが良くなり、花持ちも随分良くなってきました。でもなかにはそれほどでもない品種があり、これからは品種の選別が必要になってくるかもしれません。
このことは必ずしもミニバラに限ったことではなく、最近流行の普通のバラにも当てはまります。事実、私が花の写真だけを見て憧れ、購入はしてみたものの、あまりに花持ちが悪いので処分してしまった品種が結構あります。例えばミルラ香がするというグラミスキャッスル。これは咲いて1日で花が散りました。同様に捨てたのはシャンテロゼミサト、ディスタントドラムス、シャリファアスマ。そのほかにもポールセザンヌ、スイートムーンなども処分しました。そういえば我が家では花が開かないので処分したものもありました。こうした品種はおおむねネットの評判を見て、良さそうだなと自分で購入したものが多いのです。ところが今残っているのはブログのお友達の方から枝を頂いたものが多くなっています。それだけご自分で栽培されて厳選されているからなのでしょうね。
今日のミニバラ3種は、ホノラP、マリカP、フリスココルダナです。ホノラとマリカはとても花持ちが良いです。それに比べてフリスコはやや咲き進みが早いです。ホノラの今日の写真は載せていませんが、ほとんど形が変わっていません。おそらく1週間は同じ形を保っているでしょう。高芯剣弁の昔ながらのバラらしいミニバラです。花径も10cmになっています。
ホノラ咲き始め2014.5.14
ホノラ2014.5.17
マリカPは蕾のときから鑑賞できますので、その点でも鑑賞期間が永いと言えるでしょうか。花径は6cm程度と小さいのですが姿がとてもかわいいのです。全体の写真も掲載しましたが樹高が低いでしょう?そこが長所でもあり欠点かもしれません。今年の冬はこの品種も天接ぎしてスタンダード仕立てのミニ版を作ろうと思っています。
マリカ2014.5.14
マリカ2014,5,15
マリカ2014.5.17
マリカ 木の大きさ
フリスココルダナは、コルダナ品種の中では咲き進みが早いです。同じコルダナでもカラメラKや新スパイシーKはとても長持ちするのですが、作出年代の違いなのでしょうか。黄色いミニバラでコルダナのミニバラを長く楽しみたい方にはスマイルコルダナの方をお勧めします。もっとも黄色のミニバラにはまだまだいろいろありますのでもう少し厳選しないといけないかもしれませんが・・。私の印象では黄色のミニバラは比較的咲き進みの速い品種が多いように感じます。
フリスコ2014.5.15
毎年、花が開かなかった薫乃ですが、風を避けたら見事に開きました。しかし咲き進みも早かったです。この美しい花の姿も、夕方には花芯を見せてしまいました。うーん、開かないで長持ちしたほうが良いのか、一時でも開いた姿を見たほうが良いのか。難しいところです。
薫乃 2014.5.18
薫乃満開 2014.5.18
(追伸)昨日、密閉ゴーグルと防毒マスクが届きましたので、それを使って農薬を散布しました。昨日はトリフミンとモスピランを展着剤まくぴかでうどん粉病、今日は粘着君とダニカットで一部にダニ対策をしました。うどん粉病に効果があると言われるトリフミンやバイコラールを散布すると、私は必ず体調が悪くなるとともに眼が乾く感じで視力が衰えてしまうのです。
家内のハンダ付けの際に使う防毒マスクを購入したことにヒントを得て、ゴーグルも密閉式を購入したのです。それまでは100円ショップのゴーグルを着けていたのですが、気がつくと脇に沢山通気用の穴が開いていました。これでは農薬が目に入るのは当たり前。目の防護に何の役に立っていなかったのです。それで密閉式をネットで選んで購入し初使用。これまでの体調不良はありませんでした。効果のほどはもっと使ってみないと判りませんがこれで安心して農薬散布が出来そうです。いずれ購入した機材をご紹介したいと思います。まるで風の谷のナウシカみたいなんです。