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2017.03.06
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石原慎太郎氏が、マスコミから袋叩きにされています。 無責任だと。豊洲移転問題の混乱の大元は、あんただろう、と。 私は、はっきりいって石原氏を、好きではありません。 そしてテレビでチラ見した限り、あまり上手な記者会見ではなかった、とは思います。 でも、石原氏がここまで非難されなくちゃならない理由はない。 「豊洲移転については専門家も交えて都庁で議論し、議会も通して決定して来た」 「細かいことは部下に任せたので、知らない」 「今や、ほぼ環境基準値まで汚染度は下がって、専門家も安全だ、と 宣言している豊洲に移転しない理由はない」と主張しているわけですよね。 どれも正しいし、法的不正は、全くないですが。  豊洲移転がこんなに混迷している最大の戦犯は（戦犯ではないですが）、 「飲み水として考える環境基準値」を、あたかも、 豊洲市場が市場として成立する「許容限度値」のようにとらえたことではないか。 私は、世間って、これほどまでに科学オンチだったと、びっくりしているのですが、 環境基準値って、毎日2lずつ70年飲み続けても10万人に1人 癌を発症するかしないか程度の健康に害がない値・・ですよね。 近代的技術を駆使した建物の、地表がコンクリで覆われた地下4mもの底にある、 飲むわけでもなく使うわけでもなく、管理システムで管理されている地下水が、 飲み水にほんの少し適さない・・というだけで、どうして 「安心できない、移転なんか飛んでもない」の判断になるのか  いろいろ言われていますが、都知事が「コンクリートで覆われているから安心」 だという築地の地下水調べたら、それ以上の汚染があると思いますよ。 築地の空気中のベンゼン値、相当高いらしいじゃないですか。 ある人が「海水には環境基準値を超えるフッ素が入っているが、 人はそこで泳ぐし、うっかり飲んだりもするのに」と書いていました。 「温泉で『飲み水に適さない』とあっても、人は喜んで入るだろう」と言う人もいます。 どうして豊洲だけ「ベンゼンが環境基準値の79倍も  」と大騒ぎになるのか。79倍 って、すごい数字のように報道していますが、毎日2lずつ70年飲んで、それで単純に計算して10万人に79人癌を発症するかもしれない・・値というわけで。 しかも、飲んだらね。豊洲の地下水、飲まないし。 あなたがさっき食べたジャンクフードの方が、よほど癌のリスクが高いのではないか。 私はむしろ、よくぞここまで汚染浄化をしたものだ・・と感心してますが。  そういう現実的な数値の分析を、どうして知識人とされる人までできないのか 私には、ほんと、理解ができません。 この混迷の最大の原因は「環境基準値以下にします」としたことですが、 それってどうも、共産党都議団がワイワイ言う中で、 そう、都庁側が言っちゃったらしい。 定かではありませんが、いかにも、ありそう・・。  そこは大失敗でありましたよね。 でも、今は前を見ないと。 世論の攻撃を怖がって、誰もはっきりとは言えない状態ですが、 豊洲は安全だから安心です・・と権威ある人が断言しないと。 石原氏がやってくれることを期待しましたが・・そこは残念、イマイチでした。  都民として、無駄な税金は絶対に使って欲しくないですからね。 この問題をズルズル引き延ばすことで、どれくらいの税金が費やされているか。 「情報公開」を真っ先に掲げる都知事なら、そこも公開してもらいたいものです。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2017.03.06 11:55:18
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