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カテゴリ:メディアの話
いや~な感じ・・としみじみ思う。 目下の、森喜朗「女性差別発言」総叩き状態。 TVじゃ、朝からず~っとこればっかりで、 女性コメンテイターが目を三角にして「言語道断」と怒り、 5日の朝日新聞は、朝刊の一面トップに謝罪の記事が大きく載って、 さらに10,15,27面でも、森氏の発言を 「暴言・妄言」「女性全般を侮辱」と厳しく糾弾しているらしい。 リベラル派の友人も「そんなに大問題か もっと他に大事なことがあるだろうに、と私でも思ったわ」と言っていた。 昨日の産経抄にも森氏のことが書いてあって、 「小欄も森氏の発言は日本のイメージを著しく低下させた、とは 書いたけれど、今のメディアの様相は 正しさで厚化粧した集団イジメのようで、割り切れない」とあった。 ちょっと冷静に考えてみよう。 「女性の話は長い」は差別発言ですかね 森氏は日頃から「女の話って、長いよなぁ」と思っていたのだと思いますよ。 差別意識というよりも、経験則として。 それがつい、言葉に出てしまった。もちろん立場的にも場所的にも 不適切ではあったのかもしれないけれど、こんなの 「そ~んなこと、ないですよ、男の発言も長いし、会長、 あなたの発言も十分長いじゃないですか」と切り返して終わり、 ってレベルじゃないですかね。 森氏、この発言の時の挨拶、40分もしゃべっていたらしいから。 糾弾している人のほとんどは、森氏の発言を直接聞いていないし、 そもそもどういう流れの中でどんな風にしゃべったかも、知らないのだと思う。 森氏が女性差別発言をした・・ということが いつの間にか「決定事項」になってしまって独り歩きしている。 糾弾すれば「正義」に見えるし、しないと袋叩きになるし、 厳しく糾弾する程注目され、拍手喝さいされ、 ネットニュースに流れる、というメリットもある。 政権にダメージは与えられるし、森さんを引きずり下ろすことで、オリンピックを 中止に出来るかもしれない、という思惑もある‥多分。 で、一億総森叩き状態・・という側面があるのではないか。 世の中の女性差別って、もっと深刻なことがたくさんある。 こんなことで大騒ぎをしていて、 「ああ、だから女ってのは、面倒くさい」と 思っている人も大勢いるのではないか。 火の粉が飛んでくるから口には出さないでしょうけど。 でも、それって結果的に女性にとって損でしかない。 その産経抄は最後に 「マスコミが一斉に大上段に構え振り下ろす「正義」は、胡散臭く危うい」 とまとめてあって、 そうそう、私が感じる「嫌な感じ」は
この危うさなんだと思いましたけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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