カテゴリ:ブランディング
東京日本橋の 千疋屋総本店 は、
「日本における果実市場の歴史を支えてきた」と言っても過言ではないでしょう。 創業は1834年、今年で171年目を迎えます。 現在の店舗数は、日本橋の本店を含めて13店舗。 その業態は、物販とフルーツパーラー、 ジューススタンド、パティスリーの大きく4つに分類されます。 そして、千疋屋を老舗として支えるブランド力の源は、 5万円程度にまで及ぶ物販での「高級価格帯商品」の取り扱いと、 期待を裏切らない商品力やそれに伴うサービス全般にわたっています。 楽天にもお店があります。こちらから。 ●「特選季節の果物詰合」です。 さすが! 豪華ですね。 以前の日記でも書きましたが、 ブランドとは、ひとことで言えば「約束」だと思います。 (以前の日記 「ブランディング 3つの戦略!!」 は、こちらから) 千疋屋の商品やサービスは、一つの事例と言ってよいでしょう。 商品の仕入れに関しては、 創業当時から160年近くの付き合いがある業者を通じて行い、 生産現場に定期的に足を運ぶことで品質の維持管理を徹底しています。 すべての商品に、同社独自の製品保証書が付けられるのもブランドの裏付けですね! 当然のように、生産者からの信頼度も高く、 「千疋屋さんに、うちの果物を是非おいてほしい」という生産者は多いのです。 品質の高い商品を扱ってきたという歴史が、生産者と消費者の双方から信頼を得て、 さらに品質の高い商品を取り扱うことが可能となる結果に結びついているのです。 そのため、多店化についてのデベロッパーからの出店依頼が相次いでおり、 そのオファーが後を絶たない状況となっているそうです。 千疋屋が入ることで、テナントの高級感が増すというメリットが見込めるのです。 最近の新しい取り組みとしては、羽田空港への出店などが挙げられます。 立地の良さもあり、順調な業績を上げているそうです。 これからも、「老舗のブランド戦略」の行方に注目したいと思います!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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