カテゴリ:個人的な日記
いよいよ最終日です。 北海道南部、浦河の町にある小さな、 障害のある方々が働く「会社」としては、 「べてるの家」の本もたくさん出ているので、 「べてる」の理念はたくさんあります。 そのうち、「3度の飯よりミーティング」くらいなら、 しかし、 ここでは、「病気」は全く克服すべき課題ではなく、 「さぼる」ことが全く悪でない職場なんて、信じられますか??? それが「べてる」の強さであり、
今回の北海道旅行、ウラのメインエベントです。 正直、行く直前まで、どんなところかなという不安はとても大きかったです。 「べてるの家」のことを紹介した『悩む力』を読んで、 今回の「べてる」は、自分の中の差別性と向き合い、 実際、面と向かってお話してみると、「べてる」の方はとても明るい方ばかりでした。 精神障害のある方も、知的障害のある方も、 タブーがないといっても、他者を大切にしようとする気配りは非常に感じられました。 「べてるの家」のことを説明してくださった その物怖じしない歌い方にも、 このときに買った、かえうたの小冊子。 う~ん、いい! ちょっと抜粋してみましょう。 (「戦争を知らない子どもたち」のかえうたで) 「目つきが悪いと 許されないなら 体が臭いと 許されないなら 今の私に残っているのは 涙をこらえて 歌うことだけさ」
(「高校3年生」のかえうたで) 「アーアーアーアーアー 明るい 精神病~ ぼくら グループホームに住もうとも 自炊してる人は たくさんいる」 同3番 友に教えよう ミラクル人生を」 ※べてるでは自分の病気を自分で研究するということがとても明るくおこなわれています。 (「365歩のマーチ」のかえうたで) 「災害は、 歩いてこない だから逃げていくんだよ」
(「世界に一つだけの花」のかえうたで 「人それぞれ病気はあるけれど どれもみんなステキだね
だれと付き合ってもいいし 子どもを作ってもいいけれど チョット待って仲間に相談しよう 相手も自分も大切だ」 ※この作詞は「今度産む社」という、 べてるは何よりも「ミーティング」を大事にしているので、 ただ、冷静になってよく考えてみると、 「べてる」は性のことも堂々と、恥ずかしがらずに真剣に考えています。 そのことは、「べてる」的視点に立つなら、あまりにも当たり前なことでしょうが、 そうでない視点から見るとあまりにも先を進んだ考え方です。 この明るいとらえ方は、私達の価値観をゆさぶりますね。 やはりべてるは予想以上に衝撃的でした。
(「太陽がくれた季節」より) 「キミも 今日からは べてるの仲間 飛び出そう 青空の下へ」 ※かえうたとしてはちょっとだけしか変えてないのですが、 ちなみに、このかえうた集、 特に、「そうじ部の部長やってます。」という
さて、そんな感じで楽しくご本人たち自身からのオリエンテーションを受けた後、 このとき売り場を見て、またまた驚くことがありました。 それは何かというと、 たとえば本にしても、きちんとした装丁の本屋で扱う本もあれば、 絵葉書も、きちんと商品化したものではなく、 それでも、オリジナル商品にはちがいありません。 「商品」がきちんとしたものでなければならないという意識は これって、一般企業からしても、学ぶところが大きいのではないかと思います。 見栄や体裁、同ジャンルの既出商品のレベルにこだわって、 そういう環境にいる人たちにとって、 「べてるの家」は、「普通」の生活を送っていればいるほど理解されにくい不思議なところです。 たとえば http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/4875/kangae/kangae_06.htm 長くなりましたが、これにて北海道旅行報告はおしまい! 最後まで読んでくださって、ありがとうございました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月02日 00時06分45秒
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