テーマ:特別支援教育について(353)
カテゴリ:特別支援教育
先日、DAISY(デイジー)の研修に参加しました。
前知識としてWebで少し調べて行きましたが、 簡単に言うと、 一般的にはパソコン上で使用することが多いようです。 文字の大きさを拡大できるほか、 また、「今読んでいるところ」が 実際にDAISYを操作してみましたが、
DAISYの再生ソフトやデータは、少数なら無料でそろえられます。 以下、研修のメモです。 (子ども自身が勝手に工夫するものだ。)
〇国際標準規格 ・アメリカでは教科書の標準フォーマット
〇自分で読めない人のために(LD,ADHD,手で本を持つことが難しい人 etc.) ・音と文字の同時再生 ・音を消して自分で読み上げることもできる
〇視覚と聴覚の両方から情報を得られる ・見た文字と聞いた音を関連付けられる ・聴覚優位・視覚優位の人の強みを利用できる。弱い部分を補える。 ・内容の意味理解に集中できる。 ・漢字の読みや文章の読みが正確に入る。 ・集中できる (実際に使った人の感想より)
〇アクセシブルなマルチメディア ・障害のある人もない人も、簡単に使える ・一人で使える
〇ハイライト表示 ・ハイライトが動くことで興味・集中が持続 ・注目させるために (例)「答えはこの黄色いところの中にあるよ」
〇読みたいところにすぐアクセス ・繰り返し読みが簡単 (テープなどの再生に比べて、同じところばかり繰り返すのが容易) ・機械的に全く同一のイメージで再生(人間が読むと毎回変わってしまう) → あいまいだったイメージがはっきりする → 意味理解につながる
〇デジタル図書 : ネットで入手可能
〇音だけ、テキストだけのDAISY図書もある。 〇タッチパネルなど、いろいろな機器(ハードウェア)がある。
〇無料ソフトウェア 2種類
〇利用者のオーダーに合わせてオーダーメイドで作れる (文字サイズ、ハイライト表示の色、文字の濃淡、背景色、行間の空き具合
(実際に使用された例) ・家のPCで使用 ・たどり読みの子が、音読が上手になった。 ・性格が明るくなった。 ・ひらがな・カタカナのマスター ・読みふける。 ・カタコトの子の言葉が増えた。 ・説明文よりも物語から入ったほうがいいようだ。 研修講座の講師は、奈良デイジーの会の方々が担当してくださいました。 「奈良デイジーの会」という名前ですが、 奈良だと遠いな、という印象だったのですが、 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ☆以下のブログランキングに参加しています。 応援していただける方の1日1クリックをお願いします!(^0^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月19日 22時16分45秒
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