『算数の授業で教えてはいけないこと,教えなくてはいけないこと』
(正木孝昌、黎明書房 、2009、2000円)
子どもの「たい」を大事にする、この本の読書メモを続けます。
今回が第7回。
電子黒板での授業で具体的に使える
「スクールプレゼンター」という専用ソフトをとりあげます。
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正木孝昌『算数の授業で教えてはいけないこと,教えなくてはいけないこと』
読書メモ7(p135~144 「第3章 図形を教える」より)
(・は本の記述の抜粋、#の緑文字は僕のコメントです。)
4 長方形の性質を調べる
(算数授業ICT研究会 全国大会での授業)
・スクールプレゼンターを使えば、
図形を切る、移動する、変形する、動かすなどの操作が容易にできる。
#参考リンク、貼っときます。
体験版のダウンロードができます!
▼スクールプレゼンター
▲上の画像は、スクールプレゼンター体験版の画面をとりこんだものです。
ハサミツールを使うことにより、任意の場所で線を引き、
実際に画面上でまっぷたつに図形を切ることができます。
・しかし、一方、図形の学習では、
自分の手で作り、自分の手で操作することがなによりも大切。
#ICT授業の目的は、ICTを使うことにあるのではありません。
やはり、子どもが実際に身近なものを操作する活動は大事ですね!
・課題は
「1本の直線で2つのぴったり重なる形に分けてみよう」
・まず、一斉に空中に、その線の方向を描かせてみる。
子どもたちの1人ひとりが、自分の考えた線を持つ。
(以上、p144まで)
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この授業の実際が、授業見学をされた一人の先生のブログで
詳細報告されています。
先ほど見させていただき、大変勉強になりました。
▼第11回 研修報告
「算数授業ICT研究会全国大会で伝説正木先生の授業を観た!」
(ブログ「とげとげ★先生の教育本フォトリー日誌」より)
電子黒板を使った授業は、5月上旬に実際におこなっていきますので
現在その準備中です。
以下の書籍も役立ちそうなので、ネットで取り寄せました。
『スクールプレゼンターで変わる算数の授業~IT時代の黒板革命』
(算数授業IT研究会 、東洋館出版社、2006、2500円)
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【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 スクールプレゼンターの可能性を探る
(スクールプレゼンターってなあに
/現場の教師とともに成長するオーサリングツール ほか)
/第2章 スクールプレゼンター活用例
(1年『たし算』-アクション機能で、子どもの声を引き出す
コピー機能で、同じものを繰り返しみせる-イメージづくりと計算の習熟
/1年『いくつといくつ』-問題場面をゲーム化して-5の構成を理解する ほか)
/第3章 スクールプレゼンターを使った授業の実際
-第1回算数授業IT研究大会より
(5年「三角形の面積」-スクプレで、考える楽しさを共有する
/6年『単位量あたりの大きさ(速さ)』
-アニメーションで動かし、速さを数値化する必要性を感じ取らせる)
/第4章 スクールプレゼンターの使い方-操作マニュアル
(基本的な操作と2つの画面/授業でのイメージ-実行画面での操作 ほか)
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正木先生の本の読書メモは、まだ続きます。
次回は「第4章 量と測定を教える」に入ります。
では、また次回!お楽しみに。
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