テーマ:人とのつながり・人間関係(63)
カテゴリ:話し合い・話す・聞く
新年度に子どもたちが登校し始めて最初の1週間が終わりました。
いやあ、つかれた~~。 さて、こういうときこそ読みたい本として、昨日から紹介し始めた本の読書メモ、今日も書いておきたいと思います。 『今日、誰のために生きる? 』 (ひすいこたろう・SHOGEN、廣済堂出版、2023/10、税別1600円) 今日は、少し前に話題にしていた「会話」「話すこと」について、本書が書いてある「大切なこと」をご紹介します。 昨日軽くふれましたが、日本からアフリカに行ったショーゲンさんが、現地で村人から言われた言葉です。 その章のタイトルは、「抱きしめるようにして話すんだよ」(p40) ・「ショーゲンの言葉には、体温が乗っかってないから、私には伝わらない」 (p41より) ・「言葉はね、相手をハグするように言うのよ」 (p42より) なんと、これが、3歳の子から言われた言葉なんです。 どうです? ガツンと、やられませんでしたか? 現代的な流行りとは無縁のところにある、本質的な、普遍的な大切なことを、言葉にしているように、僕は感じました。 その後のページでも、「言葉にして伝える」ことについての、現地の人からのアドバイスが書かれていました。 ショーゲンさんにとって、ターニングポイントになったのではないかというアドバイスです。 ・「ただほしいというだけじゃなくて、なぜほしいのか。 そういう思いをちゃんと伝えられたの? 大切なことを、はしょってはいけないよ」 ・「自分の思いをちゃんと伝える挑戦をしてきなさい」 (p98) これは、村長からの言葉です。 ショーゲンさんにとって本当に必要なものを、村人に理解してもらうために、村長はショーゲンさんにとっても重要なアドバイスをされたのでした。 この言葉がでてくるエピソードは、その前後関係を含めて、ぜひ読んでほしいところです。 僕は、とても、感動しました。 エピソードをしめくくるところの記述だけ、最後に紹介させてください。 ・僕には最初、店主に対して、「言ってもどうせ聞いてくれない」という思い込みがあった。 でも、それを村長は「ショーゲンが、そういうふうに接したからでしょ?」と言います。 村長は続けてこう言ってくれました。 「ショーゲン、思いがあるんだったら、自分の思いは必ず伝わると信じるんだ。 自分にそう思い込みの魔法をかけるんだよ。 自分が幸せになれる思い込みの魔法を、もっと自分にかけたほうがいいよ」 (p103より) どう思われましたか? 僕は、「この本は、現代人が忘れてしまっていることを、思い出させてくれる本だ」と思って、とても感動しました。 本書を読んで、あなたも、ぜひ、「心のある生き方」を、とり戻してください。 本当に大感動した本なので、明日以降も、引き続き、読書メモを綴っていきますね。 それでは、また! ▼愛メッセージを大切に (2022/11/23の日記) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月12日 21時06分10秒
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