テーマ:熱帯魚&水草の話(1118)
カテゴリ:熱帯魚
皆さんはクーリーローチって言えば、茶色とベージュのバンドの小さなドジョウ程度に考えておられると思います(その通りなんですが・・・)が、これでなかなか奥が深いのです(笑)。現時点でも10種以上の種類が知られていて、コレクションに熱中していた頃はあと2種類でコレクション完成まで行きました。どのくらい熱中していたかというと、コレクションの魚は基本的に自家採集!って言うところでお判りだと思います。このせいぜい体長7~8cm位のドジョウを求めて東南アジアのジャングル彷徨ってたんだから、完全にアッチの世界に行っちゃってますね(笑) 一度は某問屋にインドネシア便でクーリーローチが入荷するって情報を得て、その時入荷したクーリー全部買い占めた事もありました。だって、インドネシアってクーリーローチの仲間の本場で、珍種の宝庫なんですもん。えっ?一体何匹買い占めたのかって?おそらく400尾をはるかに超えていたと思います(苦笑)。インドネシアから空輸されてきた袋のままの状態で、当時実家にあった私の温室まで運ばれてきました。 その時、珍種ゲットしまくり状態で完全にはまりました!そして、どうしても自分の手で採集したくてジャングルに出向くようになったという訳です。 自分で採集したクーリーローチの仲間の運搬にはフィルムケースを使います。容器問屋で大量に仕入れたフィルムケースをトランクに詰められるだけ詰めて日本を出発します。もちろん、服やその他の日用品など詰めるスペースなんてありません。文字通り、空のフィルムケースと採集用の網だけです。そして、各採集ポイントを2週間くらい掛けてひたすら捜し求めてゲットしたクーリーを1尾ずつフィルムケースに入れて運ぶわけです。 一度は、ボルネオ島のクチンの空港で日本に帰る時に税関で引っかかりましたが、係員は何とか難癖つけようと意気込んで私のトランク開けさせたのはいいのですが、その後30秒くらい絶句(笑)。何しろ、約200位のフィルムケースがぎっしりと収められていて、その中身はすべてドジョウなんですから・・・。結局、係官も笑い出してしまい事なきを得ましたが、その代わり彼が同僚を呼び集めてマレー語?で何か話しながらゲラゲラ笑うのに20分くらい付きあわされました(苦笑)。ついには、私が乗る予定の飛行機のスチュワーデスまで見物に来ると言うちょっとした騒ぎになってしまいましたが、今となってはこれもいい思い出です。 ジャングルに行かなくなってかれこれ7~8年経ちますが、最近になってある所から「ジャングルを彷徨って、その紀行文を書いてくれないか?」と言う妙な話が舞い込んでます。だいたい、普通のサラリーマンにそんな話持ち込むかぁ~?とか言いながら、結構心が動いてます(笑)。別にジャングル放浪するったって、せいぜい2週間位だし3ヶ月くらい真面目に働いて、その後に有給使って行けばいいんだし・・・って、これはもう40男の考える事じゃないですけどね。でも、また、クーリーローチ採集に行きたいなぁ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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