テーマ:熱帯魚&水草の話(1118)
カテゴリ:熱帯魚
ゴールドリング・ダニオはゼブラダニオの仲間だけあって、すごく丈夫で飼育に関してはまったく心配ありません。と言うか、この魚が上手く飼えないと言うのはよほど劣悪な飼育環境としか思えません(笑)。そんな、ゴールドリング・ダニオですが、見た目もなかなか素敵です。特にオスは地色がその名の通りゴールドに輝き大変綺麗です。ちなみに、メスはトップの画像のように地色がシルバーを基調としています。 ところで、皆さんはレオパードダニオってご存知ですよね?ちょうど、この魚のスポットをもっと微細にしたようなダニオで、丈夫で飼い易いので人気がある魚です。実はこのレオパードはゼブラダニオの改良品種と言われています。なんでも、東欧諸国が共産主義時代に外貨獲得のため国家プロジェクトとして改良したとの噂が流れていました。確か、同様の話はオデッサバルブを紹介した際にも紹介したと思います。ただ、皆さんはこの話を信じます?ちなみに、私はまったく信用していません。 と言うのも、金魚やグッピーをはじめとする観賞魚の改良の歴史の中でゼブラダニオからレオパード・ダニオ程顕著な変貌を遂げた例は知りません。例えば、錦鯉の黄金も原種からは想像できないものですが全身がピカピカなので「ああ、これは体の虹色色素細胞が異常増殖した結果だな」とか理解できるのです。でも、レオパードダニオの場合ゼブラダニオの全身に虹色色素細胞が増殖したとしても、全身に散らばる微細なスポット模様の理由付けにはならないと思います。 ただ、ここで一つ問題なのが生物化学の分野の研究者達によって両者の遺伝子が同種なみに類似していると言う結果が出てしまっている事です。そこで、自説を曲げるのがとことん嫌いなさかなおやじとしては「両者は亜種の関係である!」と言う安心理論(笑)を打ち立てています。これならば、DNAだって怖くない!(笑) 亜種だとすれば、ゼブラダニオの亜種である?レオパードダニオの生息地はゼブラダニオのそれと隣接していなくてはなりません。ちなみに、ゼブラダニオは、パキスタン・バングラディッシュ・インド・ネパール・ミャンマーに分布してるので、その周辺もしくは同じ地域がレオパードの生息地と言う事に・・・ さらに、ここでゼブラダニオのブルーラインからレオパードの微細なドット模様までの変化を考えると、近縁種のスポッテッドダニオって奴がミャンマー北部にいるではありませんか!(笑)こいつは、ゼブラダニオのブルーラインが所々途切れたような模様なんです。という事はレオパードはミャンマーより東側もしくは北側かな?と前々から勝手に推測してました(爆笑) そこに来て、このゴールドリングの登場です!これはまさに「さかなおやじの安心理論」(笑)が正しい事の裏づけではないでしょうか?これぞミッシングリンクそのものです!!・・・ってかなり大げさな事言ってますが、要するに「レオパードダニオは種として存在する。そして、その生息地はズバリっ!ラオス北部とみた!!」って事が言いたいわけです。ラオスならば、第二次大戦後共産主義国家だったので、西側ではなく東欧諸国に魚が渡ったと考えても不思議じゃないですしね。 でも、ラオス北部って・・・安心理論が正しい事を証明するために自分で現地に飛ぶにはあまりにもハードな気がします。少なくとも妻子持ちの中年おやじが会社休んでまで出かけるところじゃないなぁ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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