テーマ:熱帯魚&水草の話(1118)
カテゴリ:熱帯魚
ところで、私が前回紹介したエンドラーズを購入したショップはオーナーに特徴があるんです。見たところはただの内気な青年なのですが、なんとなく雰囲気と言うか全身からでるオーラみたいなものが、私にとってのエンドラーズのルーツである故T氏に似てるんです。細身で長身・長髪のところも、内気そうに(あくまでも外見は)ボソボソと語る口調も・・・。もちろん、顔立ちとかは全然違うんですけどね。でも、雰囲気が似てると好みまで似てくるのか(笑)、彼の店にはよそとはチョット毛色の違う小型美魚が揃ってます。特に、卵胎生メダカは結構な充実振り!エンドラーズもよそと違い、かなり厳しく選別しているのか粒ぞろいなんです。 何だか妙な懐かしさもあって、バンコク行くと必ず彼の店に顔を出す事にしてます。もっとも、彼は故T氏とは異なり語学の方はからっきしダメ(苦笑)みたいでタイ語しか話せません。当然我々の会話は成り立たないので、私が行くと彼が隣の店(フラワーホーン屋)のオッチャンを連れて来て通訳させる事になります。まぁ、隣の店のオッチャンの語学力もTOEIC300点前後って感じなので、かなりいい加減な会話になっちゃうのが問題です。私が思うに、彼は私の質問に対し本家故T氏ばりの薀蓄を述べてくれているんだと思いますけど、それがオッチャンの通訳フィルターを通った瞬間に・・・(笑)。こうなりゃ、こっちがタイ語の猛勉強するしかないなっ! そんな彼の店で彼が自慢そうに指差してアピールしていたのが、今日紹介のゴールデン・エンドラーズ。まぁ、平たく言えばエンドラーズのメラニン欠乏個体ですね。すでに固定されているのか、相当数のペアが彼の店の水槽に泳いでいました。彼の話では、純粋な?エンドラーズから作出された突然変異だと言う事らしいですが、ボディの大きさなどから考えるとグッピーのゴールデン系と数代前に交雑している気がしますけどね(笑)。ただ、メスの形状などは明らかにグッピーとは異なり、細身のエンドラーズ体型してます。 彼にとっては相当の自信作だったみたいですが、私の個人駅な評価は・・・ウーン。メラニン色素が欠落したためにエンドラーズの最大の特徴であるボディの眉毛模様がなくなっちゃった訳で、個人的にはあまり好みではありませんね。それに、このタイプはすでに我が国にも存在してるの知ってましたから、あんまりインパクトはなかったと言うのが正直なところです。 彼にも、すでに日本にこの系統は存在するって言ったらものすごくショックを受けてました。でも、個人的には元々のエンドラーズ自体バンコクには日本から種親が渡ったと考えてますから、この品種の種親も・・・。もっとも、彼にあまりショックを与えてもいけないんで余計な発言は控えておきましたけど(苦笑)。 やっぱりエンドラーズは原種のままが一番の気がします。原種があそこまで完成度高い外見だと、どんな変異でも改良じゃなくって改悪になっちゃうのも仕方ない所でしょうかね~? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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