カテゴリ:コロナで自粛中・散策・写真
一休和尚さんは少年の頃 「鹿王院」の山門をくぐって 維摩経(ゆいまきょう)を 聴いていたと しおりにありましたが・・・ このあたりかな・・・。 そんなこと考えながら 山号:覚雄山(かくゆうざん) 「鹿王院」(ろくおういん) 臨済宗 単立寺院 玄関(庫裏)から上がります。 右側の建物が客殿 客殿から回廊が本堂、舎利殿へ つながっています。 平庭枯山水の庭園です。 舎利殿の右に少し見える山裾は嵐山 借景にしているそうですが・・・。 舎利殿には 鎌倉時代前期の将軍 源実朝(みなもと の さねとも)が 宗の国から招来した仏牙(ブツゲ)が 安置されているそうです。 仏牙舎利が日本の博多に着船したのが 10月15日だったことから 毎年、その日に御開帳されるそうです。 舎利殿の扉に [入ったら閉めてください] とありました。 入るのを戸惑いながら恐る恐る中へ 壁には十六羅漢図が掛かり (円山応挙の弟子、山跡鶴嶺による) 仏牙(ブツゲ)が 納められている厨子の天井の天蓋に 彩色された龍が描かれています。 龍の足の指は3本 余談ですが・・・ 龍の指の数は 中国で龍の模様は位を現すにも使うので 皇帝は五本、 臣下などは四本、一般は三本 日本では 五本、四本、三本と変化しています。 鎌倉時代は四本、三本、 室町時代以降は三本だそうです。 妖怪の様なものを描く際は 三本に定着したようです。 大きな夏椿の木の周りは 緑の苔の上に白い「落ち夏椿」 シモツゲソウでしょうか。 帰り際におまけが・・・。 次回に。 ******* 仏牙とは 入滅した釈迦を荼毘(だび)に 付した時の遺骨の歯を意味します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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お早うございます。
「一休さん」と「鹿王院」の関係知りませんでした。 どうしたらこんな可愛い「一休さん」画けるのでしょう! 素晴らしいです! 「シモツケ」「シモツケソウ」「キョウカノコ」は よく似ていて見分けが難しいですね。 (2020/07/06 11:42:37 AM)
鹿王院の静けさが深々と伝わってきます
こんな庭を歩いていると心が落ち着きますね (2020/07/06 12:02:05 PM)
こんにちは☀️
朝から雨が降ったりやんだりで、かなり蒸し暑くなってきた東京地方です。 一休さんが可愛らしい描かれていて素晴らしいです。 龍の指の話しは知りませんでした。 勉強になりました。 では、素敵な月曜日をお過ごしください😀 (2020/07/06 12:32:44 PM)
鹿王院のお庭が素敵に気持ちが癒されます
本当にありがとうございます 苔の上に真っ白い夏椿何とも言えませんね 可愛い一休さん何時もの事ですが見惚れました (2020/07/06 05:50:42 PM)
また「タイムスリップ」して、独り占めしましたね。
(2020/07/07 05:17:54 AM)
素朴と静寂が一番です
昨日の土砂降りの音で、特に静寂を望んでいます 隣市の河川が氾濫したと、先ほどメールがきました 当市も山間部の河川の氾濫があるかもです が 我が家は絶対大丈夫です! (2020/07/07 10:24:34 AM)
Huちゃんさんへ
いつもコメント有難うございます。 「シモツケ」「シモツケソウ」「キョウカノコ」の花は似ていますね。 葉っぱで判断しています。 半夏生の形がいいですね。 形のいい半夏生はなかなか見つけにくいです。 (2020/07/08 11:27:06 AM)
ヒロくん2010さんへ
いつもコメント有難うございます。 龍の指の数は今日のブログの記事に出てくる方から聞きました。 絵のこと有難うございます。 (2020/07/08 11:29:11 AM)
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