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カテゴリ:司法試験
前回は、未習者コースの方に辛らつなことを申し上げてしまいました。 そこで、未習者コースの方にアドバイスさせていただこうと思います。 まず言える事は、既に法科大学院に入学している方は、同じ法科大学院で、未習者で合格した方の話を聞くべきと言うことです。 「お前がアドバイスするんじゃないのか」と怒られてしまいそうですが、私よりも。同じ課程で合格された方のお話が一番役に立つはずです。 ただ、注意していただきたいのは、出来るだけ同じバックグラウンドで合格された方のお話を聞くべきと言うことです。 と言うのも、先日申し上げましたとおり、未習者コースには、必ずしも非法学部の方だけが入学されているわけではありません。 旧司法試験の論文式試験受験経験ありの方、旧司法試験の短答式試験受験経験ありの方、法学部出身だが旧司法試験の受験経験がない方、法学部出身では無く、旧司法試験受験経験もない方と色々です。 そして、それぞれのバックグラウンドによって必要な勉強量・勉強方法が異なりますので、出来るだけ近いバックグラウンドの方のお話が役に立つと思います。 もし、近いバックグラウンドの方がいらっしゃらない場合には、各予備校から出版されている合格体験記をご覧下さい。 次に、未習者コースに合格して、来年4月入学予定の方にアドバイス申し上げます。 今すぐ、法律の勉強を開始してください。 法科大学院で行われる授業は質が高いものの、時間不足のため量としては不足しているようです。これは、私の周りの未習者の方が指摘なさっていました。 そもそも、旧司法試験の予備校のカリキュラムですら、一通り回すのに1年半から2年かかるのに、旧司法試験より科目の多い新司法試験の科目を、1年で一通り回すのは、もともと困難な話なのです。 ですから、来年の4月までのんびりしようとは思わず、今から法律の勉強を開始してください。 今、大学在学中の方は、法学部の授業を聴講するのも良いでしょう。お金に余裕があれば、予備校の基礎講座を受講するのも良いと思います。余計なお金はかけられないというのであれば、予備校の入門書をお読みになると良いと思います。 例えば、六法であれば、下の「伊藤真の〇〇入門」シリーズが良いと思います。 伊藤真の憲法入門第3版 とにかく、今すぐ法律に触れてみてください。 次回は、学費・生活費以外にかかるお金について申し上げたいと思います。 応援していただける方は、下記のバナーをクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月14日 16時41分30秒
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