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28日のNHKのドラマ「白洲次郎」です。吉田茂の右腕であり、日本の主権を回復する サンフランシスコ講和条約に尽力した人。英国ケンブリッジ仕込みの明晰な論法と 押しの強さで、占領軍が一目置いたという唯一の日本人。天皇からの贈り物をぞんざい に扱ったマッカーサーを怒鳴りつけたエピソードはいつ聞いても溜飲が下がります。 今日出海氏は彼を「育ちのいい野蛮人」と評したそうで、マナーに反したことや、 理不尽なことに常に腹を立てていたとあります。 最近、婦人の白洲正子さん関係の本が沢山出版されていますが、能や工芸に造詣の 深い方だそうです。今回のドラマでは薩摩の血を引く気骨のある女性としてその素顔が 描かれるようで興味あります。 白洲氏は後に大沢商会の会長をしており、そのとき秘書をしていた私の知り合いから、 幾度か話を聞かされたことがあります。その頃はかなりのお年だったようですが、 とてもダンディな人だが、気さくな面と短気なところがあったようです。宮澤喜一氏 も時折見かけたとのこと。 少なくとも外国の要人に「従順ならざる日本人」と言わせた気骨のある国際人が、 かって日本に存在したというのはとても嬉しいことです。 特にお笑いレッドカーペットの場となっている昨今の日本政府を見てると。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/02/22 04:59:41 PM
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