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カテゴリ:株式投資全般
さて新四季報を眺めながらの個人的なメモ書きである主力株チェックを続けます。
16位 7291 日本プラスト (東2、3・9月優待) ◎~△?
樹脂とエアバックが2本柱のホンダ系自動車部品大手。PBR0.63、株主持分比率32.9%、今期予想PER6.31、配当利回り1.2%、総合利回り4.2%で、優待は100株保有で年に2回1000円相当のクオカード。実際の今期業績がどうなるかはかなり不透明。私はかなりポジションを圧縮した上で様子を伺っている。
17位 2786 サッポロドラッグストア (JQ、2月優待) ◎◎
北海道地盤のドラッグストアで道内2位。
PBR0.56、株主持分比率は19.5%、今期予想PER4.68、配当利回り2.7%、総合利回り4.6%で、優待は1株保有で3000円相当の自社商品券もしくは同額の名産品+株主優待カード。
↑ うまかった。
6月24日発表の1Qも想定通りの良い内容だったし、指標的な割安感も抜群で、安心して主力としてホールドしていけると思っている。非保有の優待族の方、1枚いかがでしょうか?
18位 3331 雑貨屋ブルドック (JQ、非優待株) ◎◎~×?
「若い女性向けのアクセサリー、ファンシー雑貨などの専門店チェーン」と以前から四季報には書いてあるのだが、実際の店舗を探検すると若い女性と言ってもローカルな地元ヤンキーの方に支えられている感じ。なので四季報の表現には少し間違いがあるといつも思う。JAROにちょっと電話したい。PBR0.16、株主持分比率62.7%と極限の低PBRと良好な財務状態は魅力だが、超大赤字だった前期に続いて今期も最終赤字予想。お店を見ると隅っこのほうの商品はほこりを被っていたり、下手するとパッケージが破れていたりとひどい状況。またホームページのIR情報をクリックするとなんと業績推移のグラフは2007年8月期で止まっていてその後の更新も無い。「なるほど、PBR0.16の銘柄と言うのは実際にはこういうことなのか!」と納得できるので、バリュー系投資家の方でまだ店舗に出かけたことの無い方は是非。
それでは何故私がこんな銘柄を主力の一角に置いているかと言うと、「お店の隅はPBR0.16も納得だが、真ん中あたりはそれなりに良くてはるやま商事(PBR0.23)を良くした感じなので、もう少し復活すれば株価倍(PBR0.30)はあり得るな。」と考えたから。PF上位にはこういうギャンブル性の高いハラハラする銘柄がいくつかいた方が投資の勉強へのモチベーションが上がって面白い、というのが本音のところ。
19位 7818 トランザクション (JQ、2・8月優待) ◎
今年前半の私のPFのプチヒット株。雑貨製品のファブレスメーカーで、指標的なまずまずの割安感と高い成長力が魅力。もうちょっと買って置けばよかったがすでに株価はかなり急騰してしまった。PBR1.24、株主持分比率47.8%、予想PER6.36、配当利回り1.5%で、優待は100株保有で年2回3000円相当の自社商品。
20位 2128 ノバレーゼ (東1、12月優待) ◎◎
ゲストハウスウェディング運営大手。私の主力8位の、2198 アイ・ケイ・ケイ(JQ、4月優待)のライバルだが、ノバレーゼも滅茶苦茶良い銘柄なのに気付いて、「優待株いけす」から引き上げて主力の一角とした。PBR1.12、株主持分比率は58.7%、今期予想PER6.00、配当利回り4.5%、総合利回り6.3%で、優待は1株保有で1000円相当のクオカード+自社レストランで使用できる30%割引優待券。中期的にアイ・ケイ・ケイとノバレーゼでどちらが高いパフォーマンスを上げられるのか?が興味深い。
さて、「新四季報、主力株チェックシリーズ」はこれでおしまいです。次回はまた秋の四季報発売後にお届けしたいと考えています。(終) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 25, 2011 07:59:38 AM
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