|
カテゴリ:優待株について
さて今日は主力株概況です。
3位 7605 フジ・コーポレーション (JQS、4月優待) ◎◎◎◎◎
PF時価総額3位の超主力は、宮城県地盤でタイヤ専門店「タイヤ&ホイール館フジ」を東北、関東中心に直営展開しているフジ・コーポレーションでした。
現在の株価は934円、PBR1.04、株主持分比率は51.3%、今期予想PER5.32、配当利回り2.1%(20円)、総合利回り2.7%(20+5=25円)で、優待は1000株保有で4月株主に5000円相当の三菱UFJニコスギフトカードです。
フジコーポレーションは、とにかく業績が絶好調です。先日発表になった 12月月次 も対前年同月比で既存店が+13%、全店が+19%と素晴らしい内容でした。
フジ・コーポの好調は、東日本大震災の復旧特需によってタイヤ需要が予想以上に拡大したためという意見が多いですが、私はそれだけではないと考えています。フジ・コーポは元々専門とするタイヤ販売に関しては、日本一の戦闘力を持っていると認識しています。
フジ・コーポレーションは全店舗が直営であり、本部マージンが不要なこと、迅速な経営判断が出来ること、通信販売が可能等の点でフランチャイズの多いオートバックスやイエローハットなどのライバルに対して圧倒的な価格優位に立っています。
また、タイヤ販売はブリジストンのタイヤ館などのメーカー直営店が圧倒的なシェアを握っている世界ですが、それらの直営店は当然品揃えでフジ・コーポに敵いません。フジ・コーポはほぼ全てのメーカーのタイヤを扱っていますからね。
更に、フジ・コーポの好調の主因は利益率の高い中国製のPBタイヤの取り扱いが増えていることにもありますが、このPBタイヤの価格競争力の強さは+59%(12月の対前年同月比)という卸売上高が何よりも証明していると思います。
以上をまとめると、タイヤ販売業界においてはフジ・コーポに勝てる総合戦闘力を持ったライバルは存在しません。だからこそフジ・コーポはこの4年間くらい驚異的な月次好調を持続できているのだと考えています。そしてフジ・コーポは利益率の高い美味しいビジネスであるタイヤ販売のみに特化しているという利点があるだけでなく、現在の店舗数は東日本中心に僅かに33に過ぎず、これからまだいくらでも日本全国に出店余地があるのです。
このように見てくると、フジ・コーポは現在の高い成長力を今後数年間維持拡大していける可能性が高い と考えており、現在の予想PER5倍前後の株価位置は極めて割安であると判断しています。またフジ・コーポの業績予測は例年非常に手堅いこと、好調な月次が続いていることから、今期利益は会社予想をかなり上回り200円以上で着地する可能性もあると個人的には考えています。
この1ヶ月ほど自分のPF内の銘柄を徹底的に比較分析した結果、私はフジ・コーポが最も魅力的な銘柄であるとの結論に達し、大きく買い増しして本日現在ではPF1位の最大主力に据えました。今年はまずこのフジ・コーポで勝負することになります。戦いの行方がどうなるのか? 十分に集中しかつ余力と慎重さを持って頑張って行きたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 17, 2012 07:36:13 PM
[優待株について] カテゴリの最新記事
|